注目のオートライティングオプティマイザ機能

キヤノン・EOS Kiss X2+EF-S 55?250mmF4?5.6 IS
 このKiss X2は、いちおうデジタル一眼の入門者、初心者に向けたカメラということになっているけど、いやいや、そうしたビギナーには“もったいないっ”と思うほどの機能も備えたカメラだ。ベテランが使ってもほとんど不満なく撮影ができる機能も備わっているし、さらにベテランでないと、いや、デジタルカメラのことを充分に理解しているベテランだからこそ使いこなせるような“深い”機能も搭載されている。
 たとえばオリジナル画像判定システム。別売のツールと組み合わせて撮影画像の改ざんをチェックする機能で、はたしてファミリーユースのKiss X2に必要なのだろうか、と思わせるほどの機能まで搭載している。キヤノン製のプリンターと組み合わせることで、撮影画像をカメラ内でトリミングしてその画像の傾きを修正してからプリントするといったワザまで備えている。


 ハイライト部側を約1EVぶんダイナミックレンジを広げて撮影ができる「高輝度側・階調補正」の機能に加え、逆光のときなど主要被写体がアンダー露出にならないように自動的に補正してくれる「オートライティングオプティマイザ」の機能も新しく盛り込んでいる。「高輝度側・階調補正」がハイライト部の、「オートライティングオプティマイザ」がシャドー部側のダイナミックレンジを広げてくれると考えていいだろう。
 とくに注目したいのは「オートライティングオプティマイザ」の機能。逆光時や高輝度な被写体を撮影したときにハイライト部がアンダーになるのを防いでくれたり、ストロボ撮影で光量不足を補正して画像処理してくれたり、逆光の人物撮影で顔検出機能を利用して露出アンダーを防いでくれたり ―― これが効くのだ、実際に撮影してみて驚いた ―― 、さらに、低コントラストな被写体を撮影したときにカメラが自動的に判断して最適なコントラストにしてくれるなどの、じつにインテリジェントな画像補正機能を持っている。
 ソニーのαシリーズの「Dレンジオプティマイザー」といくつかの点で似ている(酷似)ところもあって、Kiss X2も、例のアピカル社の技術を使っているのかもしれないが、そこは内緒の多いキヤノンなので教えてくれない。いずれにしてもKiss X2に搭載されている「オートライティングオプティマイザ」については(高輝度側・階調補正の機能と組み合わせたり)、もっともっと実写をしてその実力の“深さ”を見てみる価値は充分にありそうだ。

 ところで話が大きくかわるけれど、上に写っているクルマは、アストンマーティン・ラゴンダ(Aston Martin Lagonda)。すごい珍車、超高級車。約30年ほど前に作られたクルマとは思えぬほどの大胆なデザインなのだ。約10数年間、細々とイギリスで製造が続けられたが、その生産台数はたった600台程度。珍しいクルマによく出会う東京でも、ぼくはいままでに2度しか見かけたことがない。でも昔、撮影するときにこのラゴンダをちょっとだけドライブさせてもらったことがある(運転しづらかった…)。そのインテリアがまた宇宙的で驚嘆しました。

こんなクルマです(YouTube)。