K20Dでレンズ遊び

ペンタックス・K20D+JUPITER-9 85mmF2.0
 先日、とあるセミナーでK20DやK200Dの話をしていて、終わってから「ちょいと質問」と聞かれたのが、K20Dと組み合わせて使うとすれば「アナタはどの3本のレンズを選びますか?」と。
 1本は?、と聞かれればアッサリと答えられたんだけど ―― たくさんあるペンタックスのレンズの中から「1本だけ」選ぶなんてしょせん無理なんだから、てきとーに思いつきのレンズ名を言っておけばすむじゃないですか ―― が、3本となると、てきとーにというわけにはいかない。レンズの知識や眼力が試される(かもしれない)。少し困ったけれど、ま、てきとーに受け答えした ―― 結局、てきとーだったんだけど。つまり現行ラインナップ以外のレンズの中にも「好きなペンタックスレンズ」がたくさんあって、それを候補にいれるかどうかで一瞬、悩んでしまったのだ。
 で、いま、思いつく「好きなペンタックスレンズ」は、デジタルカメラ専用のDAレンズでは、ちょっと重いけどDA★50?135mmF2.8やDA300mmF4、そしてDA55?300mmF4?5.8やFISH-EYE10?17mmF3.5?4.5、DA21mmF3.2 Limitedなどかなあ。今夏ぐらいに発売予定のDA17?70mmF4には大いに期待している(DA★16?50mmF2.8にはちょいと肩すかし喰らったからなあ…)。


 35mm判フルサイズ用レンズとしては、3本のLimitedレンズが思い浮かぶが(ぼくの持っているのはすべてシルバータイプ)、その中では文句なしにFA77mmF1.8 Limitedがよろしい。今も販売しているのかどうか不確かだけど、FA28mmF2.8、FA35mmF2、そして135mmF2.8などは★レンズじゃなかったけれどそれに匹敵するほど良かった。もっと古いAレンズやスクリューマウントレンズとなると際限がないのでやめるけど、645用レンズや67用レンズにも好きなレンズがいっぱいありますね。ペンタックスの一眼レフカメラはすべてお互いに互換性があって、だから67用レンズでもカンタンにK20Dに取り付けて使うことができる。
 たとえば、67用レンズにはSOFT 120mmF3.5というMFレンズがあって、これなんぞは、もう絶品といっていいほどの素晴らしいソフトフォーカスレンズですねえ。球面収差を強く残してソフトにしているんだけど、そのためにピント移動がおこる。その誤差をカンを頼りに修正して(もちろん手動で、だ)使わなくちゃならず、これがめちゃくちゃ難しい。でも写りはすばらしい。

 とにもかくにもK20Dもそうだけど、ちょっとしたレンズアダプターを介するだけでペンタックスの旧レンズはもちろん“どこの馬の骨ともわからぬ”レンズでも、絞り優先AEや手ブレ補正の機能を活用して使うこともできる。このJUPITER(ジュピターなのかユピテルなのか)の85mmレンズは古いロシア製。ムカシ、新宿の怪しげな店でたったの5千円ほどで買ったもので、そんなレンズを気まぐれに使って遊ぶこともできる。ペンタックスのカメラは、だからおもしろいんだよね。
 いやあ、レンズのハナシをやりだすと、ほんとキリがなくなるなあ。