645判デジタル一眼症候群

ペンタックス・K20D + DA17?70mmF4 SDM
 写真は六本木ヒルズでの「CENTRAL SERVICE JAPAN」のパフォーマンスが終了したあと、メンバーの1人が引き上げるところ。

 この17?70mmはちょっと軟調描写の傾向がある、と昨日ここで述べた。その軟調描写がたよりなくて好きになれない、という人は、たとえばK20Dならばファインシャープネスに切り替えて少しプラス側にセッティングするとか、あるいは、もともと少しシャープネスがあって色調も鮮やかな雅・MIYABIモードと組み合わせるとかすれば、これが意外とマッチングがよく画像の切れ味が良くなる。K10Dなら鮮やかモードを選び、彩度を少し弱めにセットして撮影すると(色の鮮やかさを損ねたくないというならディフォルト)イイかもしれない。


 ★16?50mmF2.8よりも、この17?70mmF4のほうが、使いやすさ、という点では優れているように思う。★16?50mmは相当に“クセ”のあるレンズで、使いこなしも難しい。でも、撮影条件さえピタリと当たれば ―― ピントと絞り値と撮影距離などの組み合わせなど ―― 素晴らしい描写をするズームレンズだ。
 たとえて言えば頭は良くて美人だけれど“わがままおてんば娘”レンズで、それに対して17?70mmは“控え目で無口なお嬢さん”レンズといった感じかな。

 ペンタックスの645判デジタルカメラを待望するぼくとしては、もう一度言いますけど(何度も言っていいが)、ぜひ、あの「645デジタル」の開発を再開して欲しいのだ。価格は70万円台(以下、なら言うことなし)を目標にがんばる。ペンタックスの35mm判フルサイズ一眼はいまは必要ない(論理的な理由はヤマのようにある)。
 APS-Cサイズ相当のデジタル一眼から35mm判フルサイズデジタル一眼にカメラを替えたところで、撮れる写真がとつぜん良くなるわけではない。ところが645デジタルは違う。いままでイマイチだなあと不満を抱いている人が「おっ」と驚くほどの写真が得られる確率が高まり(いやウソじゃなくて)、もともとウマい腕前を持っているならさらにいっそう素晴らしい写真が撮れる、それほどの桁違いの魔力が645デジタルには秘めている。というわけで、ぼくは正真正銘の「645判デジタル一眼症候群」に罹ってしまったようだ。