D700の視野率95% ―― その1

ニコン・D700 + AF-S 24?70mmF2.8G
 D700のファインダー視野率が95%になってしまった大きな理由は、じつはイメージセンサークリーニング機構(つまりゴミ取りシステム)を採用したためなのだ。このへんのことについてはニコンからは正式な説明はない。あくまで、ぼくの想像による解説、であるから、ひょっとすると多少の間違い(勘違い)があるかもしれない。以下、その長い説明。数回、続くかも。

 さて、ご存じのように一眼レフカメラの構造は、ボディマウント部から撮像面まで ―― この距離をフランジバックという ―― の狭い空間にミラーやフォーカルプレーンシャッターなどの複雑で高い精度が要求される機構が入っている。なおかつ、ボディを小型化するために、ミラーもシャッターもぎりぎりに組み込まれている。余分な隙間はほとんどない。とくにぎりぎりなのはシャッターと撮像センサー面までのわずかなスペース。ここが大きなポイント。


 一眼レフカメラは、もとはといえば薄いフィルムを使って、そこに画像を露光するシステムとして開発されたわけで、それがある日突然、デジタルカメラとなってフィルムが撮像センサーに替わった。ミラーやシャッターなどの基本構造もフィルム一眼レフカメラのままを踏襲した。そして、交換レンズを共有化させるという大前提があったためフランジバックもまたそのまま受け継がざるを得ない。

 ところが、フィルム一眼レフからデジタル一眼レフになったときに、シャッターと撮像センサーとの“隙間”が大きなネックとなってきた。フィルム一眼レフでは、シャッターとフィルムまでの“隙間”はフィルム面がシャッターに触れないぎりぎりのスペースを確保してきた。そのぎりぎりのスペースに、こんどはフィルムよりもずーっと厚みのある撮像センサーを組み込んだ。フランジバックは変えられない、さらに、そこに複雑な機構がたくさん入っている、さあどうするか。

 以下つづく…のだけど、視野率の話、どうも長くなりそうですね。なので、そんな説明は興味ない、て人は、ここ数日このブログを見ない方がいいかも。ところで一昨日のタイトルの「ラ・コッレツィオーネ(la collezione)」は、恵比寿にあるイタリアレストランの名前です。写真はその店内。おいしくてとても感じの良いお店なのでよくいきます。