アンチダスト

ソニー・α100+ミノルタ・AF 100mmF2.8 SOFT
 レンズ交換式のデジタル一眼レフカメラはレンズを交換したときにカメラボディ内にゴミやほこりが入り込んで、それが撮像素子表面に付着し、撮影した画像に大きなシミや影となって写ってしまう。そうしたゴミやほこりが撮像素子面に付着しない (しにくい) ようにしたカメラとしてシグマのSD9/SD10があり、オリンパスのEシリーズがある。シグマのSDシリーズではボディマウント部にフィルター状のダストプロテクターを設けてゴミやほこりがボディ内に入り込まないようにしている。やや荒っぽいというか大雑把な方法と言えなくもない (でも結構、効果はあるんだけどね) 。
 いっぽうオリンパスのEシリーズはもっと本格的で、撮像素子面の前面に特殊なフィルターを置いて、そこに付着したゴミやほこりを超音波モーターで振動させて“ふるい落とす”というもの。この方式がこれまたじつに良くできていて (さらにまた徹底した特許で防御されていて) ゴミ対策については他のメーカーの追随を許さない独走態勢だった。


 デジタル一眼を作っているどこのメーカーも、このゴミ対策は最優先課題の一つとして取り組んでいるのだが遅々として進まないのが現状だった ―― いくつかのメーカーの開発者にこの話をすると露骨にイヤな顔をされる、それほど困っているのだ。それが、このα100ではあっけないほどのカンタンな方法で ―― と、ぼくが思っているだけだけど ―― ゴミ対策を解決してきた。
 ゴミ排除三段階方式 (ぼくの勝手な命名) がそれで、(1)CCD面にゴミが付着しにくいように特殊コーティングをする、(2)それでもCCD面に付着してしまったゴミはCCDそのものを高周波振動させてふるい落とす、(3)なおかつそれでも落ちないゴミはブロアーで吹き飛ばす、というもんだ。(3)はいささか“原始的”ではあるけれど、(1)も(2)も、なーんだ、そんなことでゴミもほこりも防げるならもっと早くからやってりゃあイイじゃないか、と思ってしまった。まぁ、CCDそのものを振動させることはCCDシフト方式の手ブレ補正機構があったからこそできたんだろうけれど、ゴミが付着しにくい特殊コーティング (透明導電膜、ITO) なんて、すでに知られていた材料だったにもかかわらず、なぜ、他のメーカーはこれに手をつけなかったんだろうねえ。

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