トン♪トン♪操作

オリンパス・μ 1050 SW
 タップコントロール。カメラを叩いて(Tapして)撮影機能を呼び出したり、選んだり、設定したりコントロールできるというカメラ。叩く、といっても指先で、ぽんぽんっ、と軽くでいい。オリンパスは「トン♪トン♪操作」と表現している。たとえば、カメラの右側面を二度叩くと内蔵フラッシュの発光モードの選択画面が出てくる。ここで、同じく左右を叩いてターゲットを移動させモードの選択をおこなう。設定(確定)はカメラの上部を二度叩く。撮影モードで液晶画面を一度叩くと再生モードに切り替わる。左右を叩けば画像がスクロールする。再生モードの画面をもう一度叩くと撮影モードに戻る。カメラ左側を叩くと顔認識モードの設定ができる。一度叩くのは誰にでもカンタンにできるだろうけれど、二度叩く、というのが慣れないとちょっと難しいかも。

 PCのマウスのダブルクリックのようなもので、叩く“間隔”が短すぎたり長すぎたりするとカメラが反応してくれないことがある。この「間隔」と叩く「強弱」が設定変更できるメニューが深い階層の下にあることはある。その設定を変えてもダメなものはダメ。結局は叩く人が“カメラにあわせてやる”のが基本だろう。タッチパネル式とはこのへんが根本的に違うようだ。ナンだか、カメラのご機嫌をうかがいながら、ぽんぽんっ、これでイイですか、とやっているとカメラにへつらってるような、そんな気持ちにならないこともない。


 叩いて呼び出したり設定したりする機能や叩く回数などを変更することはできない。左は顔認識モード、右はフラッシュモード、上は決定、画面は撮影と再生の切り替え、などあらかじめオリンパスが決めた通りにユーザーは従う。いやオレは左のぽんぽんっでISO感度を選ぶんだ、なんてわがままは通らない。カメラの上を二度叩いてモードの設定をOKするときに、ちょっと気をつけなくてはならん。カメラを落としそうになったことが何度かあった。
 いや、このカメラは落としたって壊れはしない(限界は約1.5メートル)ヘビーデューティーなカメラなんだぞ、と言われても、がつんがつんっ、とカメラを棒で叩いても壊れないぞ、と言われても、ぼくなんぞ古い人間だからカメラに無用なショックを与えるのはかなりの抵抗感がある。たとえ指先で軽く叩くにしてもですよ、あまり気分の良いもんではないです。

 こうしたSWシリーズのような耐ショック防水防塵仕様のカメラは、スキー場や冬山などに持っていき、手袋をした状態でカメラ操作をせざるを得ない場合も多い。タップコントロールならそんなとき、手袋をとらなくても叩くだけで操作ができる、ということで採用されたらしいです。