磁力駆動

ペンタックス・K100D+DA 21mmF3.2 AL limited
 K100Dは手ブレ補正機能を搭載したペンタックス初のデジタル一眼。でも、ペンタックスには手ブレ補正機能を備えたカメラとして、すでにコンパクトカメラのOptio A10がある。そのA10はCCDを上下左右にシフト駆動させて手ブレを補正する方式で、これをペンタックスではSR(Shake Reduction)と名付けている。このK100Dは、A10と同じCCDをシフト駆動させて手ブレを補正する方式を採用している。ところが、A10とK100Dとはブレ補正のためのメカニズムの構造がかなり違っている。A10はCCDを動かすための動力源 (アクチュエータ) に超小型のステッピングモーターを使っているのだが、K100Dのほうはアクチュアータとして磁力を利用している。


 カンタンに言うと、CCDを磁石の力で宙に浮かし、電気を流すことで磁力を発生させCCDを高速で上下左右に移動させるというものだ。ちょうとリニアモーターカーが走行する理屈と同じことだと考えればよいだろうか。それをCCDシフト方式の手ブレ補正機構に応用したのだ。スゴい、すばらしいアイディアと思う。このアイディアは、ペンタックスはじつに長い期間をかけて開発を続けていたそうで ―― ミノルタがCCDシフト方式のカメラを発表するだいぶ前から開発を続けていたそうで、聞くところによるとナンとフィルムカメラの時代から手ブレ補正の研究は始まっていたらしい ―― それがようやく“出来ました”ということでそれをK100Dに初搭載した。
 当初ペンタックスはこの方式の手ブレ補正の効果をシャッタースピードで「約2段ぶん」と発表していた ―― どうも現在は訂正されているようだが。この「約2段ぶん」というのはかなり“控え目”な数値のようで、実際は使用するレンズによっては、ゆうに3段ぶん以上のブレ補正効果があるとのことだ。事実、ぼくが使ってみた印象でもそんな感じだったし (ベータ版の機種であったけれど) いろんなレンズで試してみたけれど充分に3段分以上の手ブレ補正の効果もあった。ペンタックスは (いつものことだけど) こうした数値を発表するときに、なぜこんなに臆病なんだろうかと思うことがある。もっと自信を持って胸張れよっ、と、まったく歯痒いんだよなあ。

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