ラフカディオ・ハーン旧居

キヤノン・EOS 5D Mk2 + EF24?105mmF4L IS
 満を持して発表したEOS 5D Mk2は ―― なんだか雑誌の紹介記事の書き出しみたい… ―― 待たされた甲斐のあるカメラでありました。聞くところによるとすごい数の予約注文が入っているそうでそれは国内だけでなく海外も同じような状況らしい。やっぱりなあ、という感じだ。発売前にはその価格はぼくは「35万円以上」と予想していたが実際は「30万円以下」ということでこれには驚いた。
 というわけでもうだいぶ前から5D Mk2のβ版を、EOS 50Dやソニーのα900などと交互に使ってるんだけどさすがキヤノン、5D Mk2のツクリのスマートさに感服させられた。ソツがない。まったくもってよくできたカメラだよなあ。同じフルサイズ判カメラのα900とは(いろんな意味で)対極にあるような印象も受けた。しかし、もし、諸々のことを考えなくてもよいぞ自由な気持ちで5D Mk2かα900かどちらかいっぽうだけを選べ、といわれたら、ぼくは躊躇することなくα900をとりますね。その理由を簡単に説明することが相当に難しい。なんというか、α900には「こだわり」があんこになって詰まっている感じなんですよね。


 でも(くどようだけど)5D Mk2にはデジタルカメラとしてのスマートな完成度の高さがある。約1ヶ月ほど前に発表されたEOS 50Dとあれこれ比べてみると、50Dと5D Mk2との“差別化”を狙ってのことだろうけれど5D Mk2のほうが相当に依怙贔屓されて作られているんだなという感じも受けた。むろん50Dはそれはそれでデキの良いカメラだと思うけれど、5D Mk2を使ってみると、うーむ、と唸ってしまう。いうまでもないけれどフルサイズ判かAPS-Cサイズ判か、なんて単純なことではない。たとえばボディ背面の操作系が50Dと5D Mk2とは少し違っていて、それがねえ、使ってみるとぜーんぜん違うのだ。
 50Dには「お前は5D Mk2のためにぐっと我慢しておけ」と言われたような、そんな気もしないでもない。なかでも、5D Mk2を使ったあとに50Dを使っていていちばん「残念っ」と感じたのは動画機能のあるなし。ライブビューでのAFなど各種機能はまったく同じで、ただ1つ動画が写せるかどうかだけが違う。同じDIGIC4なのにねえ。
 一眼レフに動画なんていらない、とおっしゃる方はそれはそれでいいでしょう。なにも否定するものではない。しかし自分がいらんからといって、動画機能を備えた一眼レフを嫌悪するってのもヘンだ。