愉しいぞ、デジタルフィルタ機能

ペンタックス・K-m + DA 40mmF2.8 Limited
 不満点は2つ。1つはAFのスーパーインポーズが表示されないこと。これはタイヘンに残念。その機能を入れなかった理由はわからぬでもないが、しかしナンとしても入れて欲しかった。あるとないとではAFでの使い勝手がぜーんぜん違うのだよ。
 もう1つのほうはモードダイヤルが軽くて知らぬ間に回転してしまうこと。ぼくとしてはモードダイヤルにはロック装置を付けて欲しいぐらいなのだが、しかしロック機構を付けることをかたくなに嫌う人がいるようなのでそれについては百歩譲るとして、せめてもう少し回転を固くすべきではなかったのかと思う。「優しいママ」が使うからダイヤルを軽く操作しやすいようにしました、と言うのはそりゃ違うと思う。カバンからカメラを出し入れするだけでモードが変更になってしまうのは本気で困る。
 モードダイヤルが軽くて動きやすいのは困るよ、とこのK-mの企画担当者に文句を言ったら、「ファインダーを覗きながら指一本でも軽く気持ちよくダイヤルが動かせるようにしたんですよ」と答えが返ってきた。ファインダーを覗きながら露出モードなんて変更しますか、ええッ? 皆さんどーですか、…ソンなことやるのかなあ…。


 上記の不満点の2つを我慢すれば、相当に優れもののカメラに仕上がっていると思う。“愉しめる機能”もいっぱい入っている。ケチらずにあれこれいっぱ入れすぎて初心者にはとても使いこなせないようなディープな機能まで渾然一体となっているのに驚く。たとえばカスタムイメージのモード選択やパラメーターの設定項目や操作方法などはK20Dと同じだし、あのファインシャープネスの機能も備えているし、カメラ内RAW現像の機能もK20Dにまったくヒケをとらない充実ぶりだ。
 さて、なんと言ってもK-mの“愉しめる機能”の真骨頂はデジタルフィルタ。撮影画像をさまざまにデジタル画像処理するモードで、それがカメラ内に入っている。撮影する前にモードを選ぶこともできるし、撮影した後にどのモードで加工処理するかを選ぶこともできる。撮影前のモードは(詳細の説明はパスするが)ソフトやクロス、レトロ、トイカメラなど6種類があって、それぞれの効き具合を微妙にコントロールすることもできる。さらに、撮影後のデジタルフィルタにはもっと多種多様なモードが用意されていて、さらに数種類のモードを“重ね加工”することも、各モードを重ね合わせて作った自分のデジタルフィルタを登録しておくこともできる。いやあ、そのデジタルフィルタをあれこれ操作していると、時間を忘れるほどに愉しい、じつに愉しい、おもしろい。

 上の写真はヒマにあかしてデジタルフィルタをあれこれイジっていたら偶然、こんな画像ができあがった。なにをどんなふうに重ね合わせたか忘れた…。
 いくらナンでもちょっと気が早いけれど、恵比寿ガーデンプレイスに飾られたクリスマスツリー。