5D Mk2 Vs 1Ds Mk3

キヤノン・EOS 5D Mark II + EF 50mmF1.2L
 5D Mk2を、たまたま機会があってEOS-1Ds Mark IIIと「同条件」で撮り比べてみた。というのも5D Mk2も1Ds Mk3も同じくフルサイズで、画素数も同じく2110万画素のCMOSだ。ぜんぜん別もののCMOSであることはもちろんわかってはいるが、画質的にどれだけの違いがあるのか少し興味もあった。
 数シーンを撮ってみた結果は ―― と短兵急に結論づけてしまと、ヘンな誤解されそうでいやなんだけど ―― 総合的に見れば1Ds Mk3の画質のほうがちょいと上、といった印象だった。部分的には5D Mk2のほうが優れていたところもあって、ぼくが予想していた以上に5D Mk2が“健闘”していたのには少し驚いた。そりゃそうでしょ、約1年前の発売の機種ではあるけれど1Ds Mk3の価格はといえば5D Mk2の約3倍もするし、なんと言ってもEOSデジタル一眼のフラッグシップ機種。
 以下、その結果内容(なお、カメラの評価は画質以外も含めて“総合的”に判断すべきものでありますからね)。


 (1) 高ISO感度ノイズの目立ち具合は、ISO1600ではほぼ同等かわずかに5D Mk2が優れていた、ISO3200ではその「差」がもう少しでてきて1Ds Mk3は(比べれば)相当ノイジーとなる、(ノイズ低減をONにしたときは5D Mk2の「標準」と1Ds Mk3の「する」とノイズ低減レベルは同じぐらいか、それにしてもこれだけの高画素にもかかわらず両機種ともタイヘンな低ノイズだと感心)
 (2) 色調は、5D Mk2も1Ds Mk3もほとんど同じ、ごくごくわずかに5D Mk2のほうが色に深みがあるような印象もあった(キヤノンの画像担当者は「そんなはずはないんだけどなあ…」と言ってたけど)
 (3) ダイナミックレンジは、1Ds Mk3のほうが広かった(とくにハイライト部のディテール描写は1Ds Mk3が優れていた、約2/3EVから1/2EV程度ぐらいか)
 (4) 見かけ上の画像解像度は、1Ds Mk3のほうが優れていた(細かな部分の描写再現性が1Ds Mk3が上、理由はおそらくローパスフィルターのせいだろう、1Ds Mk3のほうは極薄のニオブ酸リチュームを使っている、高価)

 以上、重箱の隅を突くような“メメしい”見方をしてのハナシだ。
 5D Mk2と1Ds Mk3の画像は“ほとんど同じ”と言ってもいいだろう。低感度優先で使うなら1Ds Mk3、高感度の画質大事というなら5DM2、といったところか。カメラの価格のことなどを考えれば、5D Mk2は大健闘、と言ってもいいんじゃないかなあ。