役目を終えたサンタクローズ

キヤノン・PowerShot SX1 IS
 始めは物珍しさも手伝ってアスペクト比16:9で静止画を撮っていたけれど、なぜなんだろうか、撮ってるうちに飽きますなあ、あのアスペクト比は。ツマらんです。ぼくは写真のアスペクト比にはそれほどこだわらないタチだけど(極端なこと言えば写真はマルでもサンカクでもよろしい)、しかし16:9の静止画はどうにも馴染めない。撮ってるときは別にそれほど違和感を感じなかったのだが ―― たぶんSX1の液晶モニター(EVFも)が16:9の横長フル画面を見てフレーミングしているからだろう ―― しかし撮った写真をあらためてPC画面などで見てみると「左右(または上下)」がなんとももの足りない感じなのだ。

 しかしながら、16:9の動画(フルHD)は、撮影するときも鑑賞するときも16:9のアスペクト比のモニター画面やTV画面で見るからまったく違和感を感じない。というわけで、動画はともかく静止画は16:9という横長アスペクト比は“似合わない”という結論をぼくはしました。


 このSX1はボディ背面に動画ボタン(赤ボタン)があって、モードダイヤルのどのポジションを選んでいても赤ボタンを押せば動画の撮影がスタートする。
 アスペクト比16:9の画面表示を選んでいれば自動的にフルHD(1920×1080)の動画が撮れる。そのフルHD動画撮影中にシャッターボタンを押し込むと、いつでも静止画が撮れる。動画はほんのわずか中断するが動画撮影は継続する。で、動画中で撮った静止画は当たり前のように16:9になる。16:9しか撮れない。
 もし「16:9の静止画はイヤだ、静止画は4:3で撮りたいんだ」ということであれば、モニター画面(またはEVF)の表示を4:3にしなければならない。すると、こんどはこの4:3モードを選んだが最後、金輪際フルHDで動画撮影することはできなくなる。640×480または320×240の4:3の動画しか撮れない。むろんこのモードのときにシャッターボタンを押せば静止画は4:3でしか撮れない。

 つまりですね、ぼくのように16:9のフルHD動画は撮りたい、しかし同時に4:3の静止画も撮りたい、なんて天の邪鬼な要望には応えてくれないわけですよSX1は。同じキヤノンのEOS 5D Mk IIはといえば、16:9フルHDで動画撮影中でもシャッターボタンを押せば律儀に3:2のアスペクト比の静止画が撮れるんですけどねえ。