少しガッカリのG11

キヤノン・PowerShot G11
 モデルチェンジされたG11は期待はずれの、魅力の薄いカメラになってしまった。EOS 7Dを見て近々のキヤノンには少なからず期待していただけに、がっかり感、も大きい。
 EOS 7Dでキヤノンは良い方向に変わった、一生懸命になった、ココロを入れ替えて(と、は言い過ぎだけど)本気を出してですよ、例の出し惜しみすることなくカメラを作っていこうとする姿勢が見え隠れして、今後の展開に期待できるなあ、と思っていた矢先に、このG11だ。なーんだコンパクトのほうはチィーットも変わってないじゃないか。一眼とコンパクトでは、同じキヤノンでも違う路線を歩んでいるのか。それぞれは、それぞれの“おもわく”があって独立独歩、自主性を大切にしておるのか、とそう思ってしまうなあ、これじゃあ。もうちょっとがんばって(マジメにやって)欲しいなあと思わないでもないぞ、今度のG11は、ぶつぶつ…。

 G11になって液晶モニターが以前のようにバリアングル方式が復活したじゃないか、良くなったじゃないか、とおっしゃる向きもありましょうが、へっ、そんなのどこが良いのか。バリアングルを採用したから万歳、なんて、気が知れぬ。


 Gシリーズとしてバリアングル方式採用は、G6(2004年発売)以来なのか。とすれば約5年ぶりだ。デジタルカメラで「5年」といえば一般年月に換算すれば10年か15年に相当する、いやもっとか。なのに、G11のバリアングルの片開きの方式はといえば昔とまったく同じ。「5年」の歳月を経たにもかかわらずなんの“芸”も“工夫”も“進歩”もなく、同じ方式のバリアングル採用というのは、キヤノンとしては手を抜きすぎではないですか。おおっやったね、と感心するような新方式のバリアングルに、どうしてできなかったのか。昔のワタシがそのまま戻ってきました、と言われてもなあ。
 そのうえ、液晶モニターのサイズがG10は3インチ型と大きかったのに、G11では2.8インチ型と小さくなっている。そりゃあアンタ、バリアングル方式を採用したからしょうがないじゃないか、とは言わせないぞ。そこをなんとか工夫をして3インチ型を守るというのがキヤノンの正しい姿ではないのか。さらにですぞ、相変わらずの46万ドットだ。なんで92万ドットじゃないのか。
 文句はまだまだあるが、それは明日次回だ。