「開発者、出てきました」のペンタックス

ペンタックス・K-x+DA 55?300mmF4?5.8
 K-7もK-xも画質の調整機能がじつに多彩である。あまり多彩すぎて、どんなときに、どのようなセッティングをして撮影をすればよいのか、わけがわからないくなるほど、ややこしい。たとえば ―― 以下ペンタックスユーザーでないと、さらにわかりにくいかもしれないけど ―― 色調調整ではなく、階調調整の機能(ダイナミックレンジを広げるなどの機能)として、D-Range設定の項目があって、ハイライト部の白とびを防ぐ「ハイライト補正」とシャドー部の黒つぶれを防ぐための「シャドー補正」の調整パラメータがあり、そしてカスタムイメージの中に「キー」の設定パラメータがある。
 キーとは、あのハイキー、ローキーのキーである。パラメータを調整することでハイキー調の写真に(ハイライト部の白とびをさせずに明るめに)、ローキー調の写真に(黒つぶれしないように暗めに)仕上げることができる。そして、極めつけがHDR撮影機能で、こちらは露出値を変えて3コマ連続撮影をおこない、その3種類の画像をカメラ内で処理して広いダイナミックレンジの写真に仕上げるというもの。

 で、ややこしい、とぼくが言ったのは、これらの設定、つまりハイライト補正とシャドー補正をONにして、ハイキー調またはローキー調を選んで(K-7ならこれらに加えてコントラスト・ハイライト調整もシャドー調整までも可能)、さらに、HDR撮影をすることができる。なぜ、こんな「屋上屋を重ねる(重ねられる)」設定になっているのか、そこが不思議でならなかった。


 というようなことを数ヶ月前の 月刊「カメラマン」誌 ( ← クリックするとアマゾンの紹介ページが開くだけです)の、定期コラム (開発者、出てこいっ) で取り上げた。そのコラムをもとにして、今月発売の同誌12月号で「開発者、出てきました」というタイトルで特集を編集部が作ったんですよ。
 そうしたら、「開発者、出てこいっ」で取り上げたメーカーから、それぞれのテーマについて回答をしてきてくれた。ほとんどのメーカーから、じつに丁寧な回答をもらって(これはとても意外だった)、その中にペンタックスから、上記の各種設定の大変に具体的な役目、使い方と設定方法の回答が寄せられた。読んで、ぼくは驚きましたよ。そんな大切なことは、もっと早く大きな声で知らせてくれよ、教えてくれよ、と。そのことを知っていれば、それを有効に活用して撮影をしていたのに、いまさらソンなこと教えてもらっても遅すぎるじゃないか、と。

 K-7とK-xのユーザーで、設定の組み合わせやその役目などの詳細を知りたい人は、ぜひ、今月12月号のカメラマン誌の「開発者出てきました」のペンタックスの回答のところを読んでみてください。きっと、大変に役立つと思いますよ。

 雪景色が見たくなって(キザ)先週、北海道に。暖冬だそうで少し期待はずれだったけど、大雪山系のふもとの十勝岳温泉の手前まで行くと(冬期通行止め)たっぷり雪が見られました。暖かい北海道でありました。