コレジャナイロボ・K-xを借りる

ペンタックス・K-x+DA 55?300mmF4?5.8
 先日のこと、わが事務所に知り合いの、やや中年オジサンが仕事の打ち合わせにやってきた。いちおう話が済んだあとに、やおらバッグからピンク一色のK-xを取り出した。「さっそく買っちゃいまいましたよ」と。見たとたん、ぼくは絶句しましたよ。うへーっ、です。ご丁寧にも、DA 40mm Limitedレンズのフードをもっと明るいピンク色にペイントしてそれとセットにしている。
 さぁ驚くなかれ、ほらこれを見よコレ。「こんなの持ってると、みんなに見られるでしょう…」とぼく。でも、くだんのオジサンは平気な顔をして、「ええ、すっごく注目されますよ」と笑ってる。すごい勇気。

 その「勇気」に感化されたわけではないが、あのピンクに対抗できるのはK-xのコレジャナイロボモデルしかないじゃないかと。でも、コレジャナイロボK-xはすでにあっという間に完売してしまっていて入手できない。じつは、発売日の指定時間の30分後にネットにアクセスしたが(忘れていたのだ)、とっくに「売り場」は閉鎖していた(たった10分ほどでインターネット限定販売の100台が売れてしまったそうだ)。
 手に入らない、となるとよけいに欲しさと悔しさがつのる。使ってみたかったなあ…。


 といったようなことをペンタックスの人と話をしていたら、広報部に貸し出し用機材が一台確保してある。それでよければ、少しの間、お貸しましょうか、と言ってくれた。ただし、ザリガニワークスのコレジャナイロボの“落書き”はありませんよ。おお、貸してちょうだい、ぜひぜひ、落書きありなし、なんてどーでもいいぞ。ということで、化粧箱入りを拝借した。
 箱を開けて実物を見て、驚く、というよりも、まず笑ってしまいましたよ、そのハデさに。いやいや、それよりも、カラーコーディネイトのセンスが予想以上にイイんですよ、それが。実物を手にして初めて知ったことだけど、ボディ底部にホワイトを使っていてこれが、ドハデなカメラをイヤミのないしゃれた感じにしている。赤色、青色、黄色の配置も、どこから眺めても実にまとまりのあるウマいカラー配置なのだ。
 ほうら、これが借りたコレジャナイロボモデルと化粧箱だ。

 化粧箱をよく見ると、箱にはザリガニワークスによる“落書き”があちこちにある。でも、これは「直筆の落書き」ではなく「印刷」なのだ。つまり、たった100台の限定商品のために、わざわざ印刷して専用の化粧箱を作ったというわけだ。なんと、まあ、凝ったことをするもんですよねえペンタックスは。
 借りるときは、「よしっ、それを持って六本木を闊歩してやるぞ」と楽しみだったけど、実物を見たとたん、こらぁアカン…、と気持ちが萎えた。目立ちすぎるし、ぼくにはぜーんぜん似合わん。でも、そこは勇気を振りしぼって、ある集まりに2度だけ持っていったのだが、その反応がこれまたスゴくて(カメラを見た人たちの笑顔がとても良かったね)、予想はしていたがこれほど反応されるとはびっくりでした。

 写真は十勝岳ふもとの白金温泉近くにある通称「青い池」。大変に有名なところだそうですが、そこに行ったのは偶然。