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カシオの熱い気持ち

カシオ・EXILIM EX-FC150
 裏面照射CMOSにかけるカシオの熱き思いは、FC150に内蔵されている「デモムービー」を見ればわかる。FC150の特徴的な機構や、撮影機能をアニメーションや実写をまじえて短い解説動画に仕立てている。このデモムービーは店頭でも容易に確認することができるから、ぜひご覧あそばせ。
 FC150にメモリーカードが装填されていないことを確かめてから、電源をOFFにしたままで、グリーンの画像再生ボタンを“長押し”。するとデモムービーが始まる。トップメニューは、そう、裏面照射CMOSの解説なのだ。いきなり黒ベタに白文字のタイトルで「高感度でキレイ、裏面照射CMOS搭載」とくる。つぎに、CMOSセンサーの裏面式と表面式(というのかな)のイラスト図に切り替わってアニメーションが始まる…。
 ええーい、説明がめんどうだから、まずこちらのキャプチャー画面を見てちょうだい。タイトルを含めて3つの画面をキャプチャーしてつなぎ合わせている。アニメーション画面には、「配線層と受光面の配置を逆転」と仰々しくタイトルが書いてあり、CMOSセンサーの上から光が矢印であたる様子を見せている。このシーンがしばらく続くと、ようやく見て「愉しく」そして「役に立ちそうな」デモムービーが見られるのだが、それは横に置く。


 いや、だからですね、ナニが言いたいかっていうと、FC150を購入した人や、これから購入を考えている人たちが、このアニメーションやタイトルや解説図を見て、さて、どこまで理解するだろうか。どれだけありがたがるだろうか、ということなのだ。
 CMOSセンサーの図は、転送回路部とフォトセンサー部の二層にして、それが「逆転」している様子をシンプルに示してはいるけれど、撮像センサーの基本的な構造や仕組みを理解していない人たちに、これを見てわかってもらおうというのは相当の無理がありそうだ。たとえ、このアニメーションを見て裏面照射CMOSの構造がわかったからと言って、FC150のユーザーにとって、どんな意味があるのだろうか、と思うわけです(意地悪で言ってんじゃないですよ、誤解しないでね)。

 ぼくにはカシオの気持ちが(ナンとなく、だけど)わからないでもない。ソニー以外に裏面照射MOSを採用したのはカシオが始めてだぞ、という意気込みか。でも、それとこれとは話が違うんじゃないか。高画素がどうの、センサーサイズがどうの、と観念的なことばかり言ってる人たちには、このアニメーションの意味は伝わるだろうけど、ほんとうのFC150のユーザーはこれを見てどう受け取るだろうか。意味ないと思う。
 カシオは、FC150の最大のセールスポイントは裏面照射CMOSだと考えているように見えて(そうじゃないと思うけど)、しかし、このカメラには、ほかに愉しい便利な機能をいっぱい搭載しているのに、このせいで本来のカメラの魅力が薄れてしまっているんではないか、といささか残念でありました。外観デザインはジミ(ややオッサンスタイル系)だが、その中身は充実して良いカメラなんだけどなあ。

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