ハナシはさらに脇道にそれる

ニコン・D3S + AF-S 24?70mmF2.8G
 F6やD3の、当時のカメラ開発の責任者であった後藤さんが、「今後、ニコン社員はF6のことをエフロクと呼ぶことはまかりならんっ、エフロクといったらバッキンだ」と、ほんと、ぼくの前でそう断言してました。F5のときも後藤さんは、「エフゴではありません、エフファイブですっ」と同じこと言っていた。そういえば、話はまた脇にそれるが、D3のことを「デエースリー」と言う人もいますね、ニコンの人だけど。この場合は“ナマリ”として許されてるみたい。

 さらに枝道にそれてしまうが、D700やD90は、ディーナナヒャクだしディーキュウジュウと読むのがフツー。ニコンの人も皆んなそう言っている。「ディーセブンハンドレッド」とか「ディーセブンオウオウ」なんて言う人は誰もいない。ディーナナヒャクもディーキュウジュウもノープロブレム。と、こうなると、もう、よくわからんですねえ。


 というわけで、ことほどさようにニコンは、ヘンなことに(後藤さんのことじゃないですよ)こだわるところがあるんですよムカシから。似たような話はキヤノンにもあるんだけどこれはまた別の機会に。
 そうそう(ごめんね、またハナシがまた飛んでしまうけど)、ニコンのレンズ名称で「Nikkor」と「NIKKOR」が混在しているのをご存じですか。最近、そうですねえここ2年ぐらい前からかなあ、新しく発売されるニッコールレンズはすべて大文字の「NIKKOR」とすることに決めたようです。それ以前に発売されているニッコールを変更するわけにもいかないのでそのまま「Nikkor」にしている。
 理由? 知りませんよ、そんなこと。

 で、ようやく本題にもどるけど、D3Sの高ISO感度。
 撮影していてもっとも驚いたのはですね、ISO102400(十万二千四百)にして夜のスナップをしているときだった。絞りをF8に絞り込んだのに ―― ぼくはもっぱら、高速連写で2コマブラケットにしている ―― シャッターの音が、クシュンクシュンとやけに高速に聞こえる。おやっ、と思ってチェックしてみると、なんと1/250秒とか1/320秒で切れている。F8ですぞ。暗い夜景ですぞ。これを見たとき、ぼくはかなりのカルチャーショックを受けてしまいました。