超高速連写 ― その1

ニコン・D3S + シグマ・50mmF1.4 DG HSM
 D3SやEOS-1D Mark4の超高速連続撮影の話。2回につづく(予定)。
 D3SはD3と同じく、FXフォーマットで最高約9コマ/秒、DXフォーマットでは最高約11コマ/秒であります。1D Mark4もほぼ同じく、最高約10コマ/秒である。ちなみに、このコマ速度もそうだが測定方法がCIPAからガイドラインが出されていてそれにのっとっている。

 この9コマ/秒とか10コマ/秒の高速連写ということは ―― 言うまでもないことだけど ―― 1秒間に9?10コマのスピードで一回ずつ、AFの測距をおこない測光し、絞りを動かして、メインミラーとサブミラーを上下させ、シャッターを駆動させて、露光し画像処理…などなどをおこなっていることにある。


 超高速連写が技術的にタイヘンに難しいことの理由はいくつもあるのだが、その1つがミラーのアップダウンのシーケンス。メインミラーとその裏側のサブミラーが9?10回/秒で上がったり下がったりするのだけど、ただ、高速で上下させればいいというものではない。

 ミラーがアップすれば(つまり露光状態)ファインダーは真っ暗になる。ブラックアウト、像消失だ。ファインダーのブラックアウトの時間は短ければ短いほど、連写に限らず単写のときにも被写体の一瞬の変化を見逃さないですむ。スローシャッターの時は仕方ないが、しかしブラックアウト時間が長ければ、ファインダーを覗いていても、その間、目をつむっているのと同じことになる。像の消失をどれだけ少なくするか、つまりブラックアウトの時間をどれだけ短くするかが、これくらいのクラスのカメラになると大変に重要になってくる。

 ミラーがアップするときは、まだいいとしても、問題なのは高速でダウンしたときだ。