ペット検出

ペンタックス・Optio I-10
 Optio I-10に新しく搭載された「ペットモード」は犬または猫の顔を「検出」して自動的に撮影をおこなう機能。その撮影の手順としては、まずペットの顔をカメラに「登録」させなければならない。顔の登録である。登録方法は、シーンモードの中からペットモードを選ぶと撮影画面に四角いフレームが出てくるから、犬または猫の正面顔をそのフレームの中に入れる。するとカメラが自動的に顔を「検知」して撮影がおこなわれる。と同時に、いまフレームに写し込んだ犬または猫の顔を「登録」するかどうかを聞いてくる。「登録」を選ぶとこれでひとまず完了。I-10に登録できるペットは3匹まで。

 次に、登録したペットはその顔写真が画面にサムネール画像として表示されるから、写したいペットを選ぶ。これでようやくペットの撮影ができる。あとはカメラをペットに向けただけで自動的にピントを合わせ、自動的にシャッターが切れて、自動的に露出のあった写真が得られる、というわけであります。


 とゆーと、うわぁ良くできたカメラだ、すごいすごいっ、と思うだろうけど、そうはカンタンではないのだ。第一の問題点は、ペットがカメラのほうを向いくれないとシャッターが切れないこと。犬や猫にカメラを向けたことのある人は経験したことがあると思うが、ヤツらはですよ、カメラを向けられるとだいたい顔をそむけるのだ(昔ウチで飼っていた猫もそうだった)。カメラを向けたら笑ってこちらを見たりポーズをとってくれるような猫や犬などは、ほとんどいない。第二の問題点は、検出スピードが遅いこと。だからウロチョロ落ち着かないペットはチャンスを逃してしまうことが多く、犬や猫の足やしっぽしか写ってない、なんてこともあって、あははは、でした。

 とかナンとか言ったけれど、でも、“初対面”の犬や猫をなだめすかして ―― 我が家にはペットがいないので他人のペットを拝借してその顔を「登録」し、さぁてとカメラを向けると、シャッターボタンに手を触れなくても、そのペットの顔にフレームがかぶさると同時に、おもしろいようにつぎつぎとシャッターが切れて写せる。これは、いやあ、なかなか愉しい経験でありました。足しか写ってなくっても、シャッター切れるのが遅くても、それはそれ、ご愛嬌じゃないですか。
 で、そのOptio I-10のペット検出撮影での収穫は、ほらこれ、をご覧なさいよ、自動シャッターとしてはよく撮れてるでしょ(足、はいつまでたってもシャッターが切れないのにガマンできなかったぼくの失敗)。とーっても行儀の良い犬でありました。

 ちなみに、2日ほど前にフジからも同じようにペット顔を検出するFinePix Z700 EXRが発表されたけど、こちらのほうは「登録」の必要がなく検出スピードも早いという。ペットの撮影に困っておられた紳士淑女の皆さんにとっては、期待に胸ふくらませてよろしいかと思います。