露出とは

ニコン・D2Xs+AF Nikkor 20mmF2.8
 D200体験セミナーの講座中に「露出ってなんですか」と初心者から質問されて、ぼくは手短に答えたんだけど、さあ、では皆さんならどのように答えますか、というハナシの続き。ぼくの答えは以下のひと言。
 「写真を明るくしたり暗くしたりするのが露出です」、と。
 なーんだ、と思われるだろうけれど、でも実際、質問した人はこの“ひと言”でわかってくれた。こうした超基本的根源的な質問に対しては、理屈を述べない、過程を説明しない、現象をくどくど解説しない、というのがイイように思う。まず経験的結果だけを簡潔に述べる。
 いやもちろん、こうした説明のやりかたがベストだとは考えていない。もっともっとわかりやすい丁寧な回答があるかもしれない。でも、露出ってなに、と写真についての超初心者からいきなり尋ねられて、ぼくにはいまのところほかの説明が思い付かなかったなあ。


 このD2Xsにも撮影後に画像をカメラの液晶モニターに再生表示したとき、その画像のヒストグラムを表示することができる。そのヒストグラムの表示を見ただけで「たちどころに露出がわかる」と豪語する人がいるのだけど、そのことがぼくにはさっぱり理解できない。ヒストグラム表示を見て (読んで) 露出補正をし、最適な露出値で撮影をするという人もいるのだけど、それもぼくにはよくわからない。ヒストグラムの表示機能うんぬんを言っているのではない。
 そもそも露出 (写真の明るさや暗さ) を変えるといったって ―― 通常の撮影の場合 ―― シャッタースピードと絞り値、そしてISO感度の三つのパラメータを変更するしか方策はない。ISO感度は露出を調整するという概念とはちょっとちがうようなので、この場合、少し横に置いておく。同じようにライティングをコントロールすることで露出を変えることもできるがこれもちょっと横に置く。というわけで、露出の調整は、なんだかんだと言ったって結局、シャッタースピードと絞り値のたった二つの組み合わせを変えるだけ。ヒストグラム表示を眺めてわかったような気になったとしても、シャッタースピードと絞り値を変えてるだけではないか。だからぼくは、ヒストグラムを眺めてあれこれ考えているぐらいなら、さっさと段階露出をして撮影してしまったほうがずっとスピーディーにコトが終わるんではないかと思っております。初心者もベテランも、露出についてはあまりムツかしく考えすぎない方がいいんじゃあないかな。
 勢いのある良い写真を撮るには、一に構図、二にピント、三、四がなくて五に露出、っていうぐらいだから、ね。

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