興味があることと、ないこと

オリンパス・E-P2+M.ZUIKO DIGITAL 9?18mmF4?5.6 ED
 フォーサーズ/マイクロフォーサーズ用交換レンズの35mm判換算での、だいたいの画角を知りたければ、その焦点距離を2倍すればよい。だから9?18mmはほぼ18?36mm相当の画角になる ―― 厳密にはアスペクト比が違うことや、なにやら複雑な光学的特性などもあってカンタンに2倍するだけでは済まないようだけどぼくは専門家じゃないからわからない、それに興味もない。

 マイクロフォーサーズ用の超広角ズームレンズにはパナソニックの7?14mmF4という素晴らしいレンズがある。約14?28mm相当のズームでF4のコンスタントF値。ズームしてもF値が変わらないってのはイイよねえ。オリンパス9?18mmに比べると(仕方ないだろうけど)価格が高いことがしいての不満点か。でも魅力的なレンズだね。このレンズのためにカメラボディを買ってもイイくらい。ところで、ひょっとするとこのズームレンズ、シグマが作ってるのかもしれないけどね、いや、わからんなあ、でもそんなこと、ぼくはあんまり興味もない。


 オリンパスの9?18mmは、焦点距離ではパナソニックの7?14mmにはだいぶ追いつていないけど ―― これくらいの超広角レンズになると「たった1mm」の焦点距離でも実質的な画角ではめちゃくちゃ違うし、技術的な難易度も桁違いにアップする、望遠レンズの1mmと同じように考えてはだめ ―― それはさておき、オリンパス9?18mmにも高く評価すべき点も多い。

 小型で軽量で良く写り、そして(このクラスのレンズとしては)とても低価格であることだ。なにより、良く写る、ことに感心した。
 良く写る、ってことはシャープな描写、豊かな階調描写という意味だけではなく、とくに、このような超広角レンズになれば「自然な描写力」ということが大切になってくる。たとえば極端なパースペクティブを感じさせたりしてはいけないし、画面周辺部でディストーションが少ないことはもちろん、ディフォルメーションも小さい方がよい ―― とつぜん、宣伝するようなだけど、このヘンの説明はぼくのレンズの本を読んでみて、もし興味があれば。

 ディストーション、つまり歪曲収差だけど、オリンパスのPENシリーズなどのミラーレス一眼では、画像処理でそうした補正をどしどしやる傾向にある。むろんこの9?18mmも、画像処理でソフト的に歪曲収差の補正をやっている。でも、実際に撮ってみると、その歪曲収差が、これが結構残っている。
 完全に歪曲収差を取り除くことが技術的に不可能だったのか。いいや、そうではない。オリンパスは9?18mmでは、「わざと」歪曲収差を少し残しておるのですよ。理由は…ぼくからは言えません。レンズ設計者は、とくに興味があるでしょう…でもオリンパスのとの約束で言えない。

 なんだかひとりごとのような内容ばかりで、まるで twitter だね、こりゃあ。