動画でパースペクティブ

オリンパス・E-PL1+M.ZUIKO DIGITAL 9?18mmF4?5.6 ED
 デジタル一眼を使って動画を撮るおもしろさは ―― いろいろとご意見もありましょうが ―― 1つには大口径レンズを使って背景を大きくぼかせた描写、2つめにはそれとは逆に超広角レンズの強烈なパースペクティブを利用した描写。これらは、交換レンズを積極的に利用することで可能だ。
 そして3つめはデジタルカメラならではの撮影機能の活用で、たとえば高速シャッタースピードを生かした独特の描写(この機能活用については、露出制御の問題でいまのところ可能なカメラと不可能なカメラが混在しているけれど)、などではなかろうか。

 というわけで9?18mmズームを使い、9mmの超広角側で動画を撮ってみたのが、ほらこれ。約25秒。アートフィルターモードでポップアート(POP ART)で撮影。夕暮れ時などにこのPOP ARTを選んで撮ると意外な愉しい効果がだせますねえ。


 もっと広角だったら、もっとオモシロイ効果がでたのになあ、とちょっぴり残念ではあったけど、でも、カメラを上に向けたり下に向けながらパーンしたり、ズームしないで前後に移動したりさせることで、動画の場合とくにパースペクティブの効果を強調することができる。

 ただ、この動画を撮って見て、ちょいと気になったことがあった。その1つはCMOSセンサー特有の像のゆらぎ。真っ直ぐな線がゆらりゆらり、ぐにゃぐにゃと曲がるのが見えて ―― ぼくがカメラを構えたまま歩いているためのブレも少なからず混じってはいるけれど ―― じっと見続けているとクルマ酔いをおこしたようになる。
 もう1つは、手ブレ補正。静止画像を撮影するときの手ブレ補正はいいとしても、動画モードに切り替えたときには“それ相応”の手ブレ補正アルゴリズムに切り替えてほしい。じっさい、そうした動画用の手ブレ補正アルゴリズムをすでに採用しているカメラもいくつもあるが、オリンパスもぜひ、静止画撮影と同じように“良く効く”動画手ブレ補正も早急に対応してほしいもんであります。

 ちなみに同じシーンをラフモノクローム(ROUGH MONOCHROME)で撮った動画はこちらのほう(同じくYoutTube)。これはこれでおもしろいと思うぞ。