SD15がSD14よりも“良くなった点”あれこれ

シグマ・SD15+50mmF1.4 EX DG
 前回にSD15がSD14よりも“良くなった点”として、色のニュートラリティーが向上したこと、液晶モニターが良くなったことなどを述べたけれど、そのほかにもいろいろある。そのいろいろは ―― 他社のススんだカメラでは“当たり前だ”と言われそうな点もなくもないが、でもSD15が他社並みに使いやすくなったということでもあるのだ ―― SD15のカタログに詳しく記載されている。以下、カタログを参照しながら順不同。

 (1) バッファメモリーがSD14から「2倍」に増えた。これにより連写コマ数が最大6コマから21コマとなった。(2) 改良した画像処理エンジン「TRUE II」を採用することで、カメラ内での画像処理スピードを大幅に向上させた。起動時間は相変わらずノンビリしたところはあるけれど撮影レスポンスは小気味よくなったですね。(3) CFカードから、DPシリーズと同じSDカードになった。ハイエンド機種はともかく、今となってはキヤノンだけがなぜかCFカードにこだわっておりますねえ。

 (4) アナログフロントエンド(AFE)プロセッサーを採用してデジタル信号変換が効率的におこなえ、その結果、より高解像度で安定した色再現性を高めた。そう、いままでのSDシリーズはAFEを使ってなかったんですよ、これには驚いたなあ、知らなかったなあ、だから不安定だったのか。シグマはずーっとそれについてダンマリを決め込んでいた、悔しいっ。


 (5) 測光センサーが8分割方式からいっきに77分割方式となった。うーん、使ってみた印象ではこれについては(即断は避けたいけれど)納得できかねる結果もあった。もう少し様子見したい。全体として少しオーバー露出の傾向がなくもない。(6) カタログにはごくアッサリとした記述しかないが仕上がりモード(カラーモード)が新設された。スタンダード、ビビッド、ニュートラル(SD14と似た画像に仕上げたければコレ)、ポートレート、風景、白黒、セピアが選べる。RAW専用カメラのようなSD15としては(JPEG撮影もできるけど)あまり意味ないかもね。

 このほか、露出ブラケットが従来3コマから5コマまでセットできるようになったこと、最高ISO感度がISO1600からISO3200まで選べるようになり、新しくオートISOの機能もくわわったこと。こんなところじゃあないかなあ。

 Foveonセンサー(正しくはFoveon X3なんだけど)は基本的にはSD14と同じとのことだけど、微妙に改良されているような気がしないでもない。なお言い忘れていたことだけど、Foveonセンサーの特徴はその三層構造のために色モアレや偽色が発生しない。このためローパスフィルターを使用していない。ローパスフィルターはせっかくの高解像力を低下させてしまうという一大欠点があるのだが、Foveonセンサーはそれがないために、だからあんなにも高解像力でシャープで切れ味の良い画像が得られるんですよ。
 他社のカメラでは当たり前のようにローパスフィルターを使っているけど、じつはこのフィルターはですね……いやこのハナシはやめておきます、NDAのハナシに触れそうになってしまう。