顔検出

フジフィルム・FinePix S6000fd
 カメラを人物に向けただけでその人物の顔の部分だけを認識してしまう (構図の中から顔を判断してしまえば、あとは自動的にそこにピントや露出を合わせたりできる) というのが顔検出 (顔認識) 機能。産業用としてだいぶ以前から研究開発が進み、あちこちでそれが利用されているが、ようやくぼくたちが使用するカメラにも搭載されるようになってきた。すでにニコンのCOOLPIXシリーズやペンタックスのOptioシリーズの一部の機種の同様の機能が搭載されているけれど、いずれも「ソフト処理」をしているために顔検出にめっぽう時間がかかる。
 ところがこのフジの顔検出は専用のICチップを作って「ハード処理」をしているから速いし確実に顔を検出する ―― ニューコアテクノロジー社もハード処理による顔検出機能をすでに開発しているがまだカメラとして製品化されていないようだ。S6000fdの顔検出は一人二人などお茶の子さいさいで、最大で10人までの“顔”をぱぱぱっとスピーディーに認識してしまう。S6000fは被写体にカメラを向けてシャッターボタンを半押ししないとピントは合わず、ところが人物にカメラを向けてピンぼけ状態なのだけれど顔検出はしっかりとしていて、それに少し驚いた。


 ぼくは、カメラ内蔵の顔検出機能については、何年も前から興味津々でウオッチしてきたのだけど、理由は顔の検出だけにとどまらず、これを応用することで顔以外でもピントを合わせたい被写体にもっとスピーディに確実に自動的にピントが合わせられるようになるんではないかと期待しているからだ。顔検出の今後の課題は、もちろんもっとスピーディーに検出することも重要だと思うけれど、たとえば横向きの顔を検出したり (いまはできない) 、同じ「顔」なんだから猿、犬やネコの顔もとりあえず認識できるようにして欲しいと思う。
 なお、S6000fdの「fd」は「Face Detection」の略なんだそうだ。で、この顔検出機能のことをフジでは「顔キレイナビ」と呼んでいてカメラボディ背面に専用ボタンを設け、それを一押しするだけでこの機能を発揮して撮影することができる。むろん、いうまでもないけど、S6000fdは人物撮影専用カメラではない、ぞ。

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