ネオ一眼の魅力

フジフィルム・FinePix S6000fd
 S6000fdは昨年秋に発売のS5200の後継機種になるそうだ。S6000fdの内蔵ズームレンズは、同じく昨年の8月ごろに発売されたS9000の内蔵レンズ (28?300mm相当) と同じものだし、撮像素子のサイズもほぼ同じ。だから、ぼくはてっきりS9000の後継機種だ思っていた。ところがS6000fdとS9000をじっくり見比べてみると、レンズは同じでもその他もろもろもがだいぶ違いう ―― S9000は液晶ファインダーも見やすかったし、xD-ピクチャーカードとCFカードのデュアルスロットを備えているなどレンズ一体型デジタル一眼 (フジではこれを「ネオ一眼」とよんでいる) としてはこれはこれで良くできていた。S9000に内蔵の28?300mmF2.8?4.9ズームは10倍を超えるズーム比ながら、小型で操作性も良く写りもとっても良かった。いっぽうS5200の内蔵ズームはといえば38?380mm相当の電動式ズームレンズで、たしかに小型なんだけど電動ズームの悪いところが出てしまって操作性もイマイチ、そして写りもイマイチだった。だから、S6000fdがS5200の“後継機種だ”といわれてもいまいちピンとこない。


 で、S6000sdの内蔵ズームだが、いちおうS9000内蔵の28?300mmレンズと同じ。スペック的にも外観的にも同じなのだが、ナンだか以前よりだいぶ良くなっているような気もしないでもない。いやそれよりも、ボディサイズもS9000よりもスリムになって、そのズームとボディとのバランスが良くなってるし、ホールディング感も格段に良くなって、じつにいいカメラに仕上がっている。ところが、いまこの時期に ―― たとえばペンタックス・K100Dのようにボディだけだけだけど6万円ぐらいで入手できるような時に ―― こうしたレンズ一体型デジタル一眼 (S6000fdの実販予想価格が6万円ぐらい) が市場でどれだけ受け入れられるのだろうか…。
 と、そんなことを考えながらS6000fdをしばらく使ってみたのだけど、いやいや、これはこれで魅力がいっぱいある愉しいカメラじゃないだろうかと。もちろんレンズ交換式のデジタル一眼とは撮像素子のサイズも違うし、とうぜんながら同じ画素数であっても「画質」は違う、レンズの拡張性もない。でも、コムツカシイことを言わなければ、充分な機能を備えた小型ボディと、マクロ撮影もできる操作性の良い28?300mm相当のズームがあれば、それだけで充分に写真が愉しめるんではないだろうか。なにせ、レンズ交換する手間もいらないし、できないんだからやろうとも思わない、その“潔さ”がよろしい。

 おもしろいゴーストが出てる…。ぼくはこうしたゴーストは、好き。だから「写真」がおもしろいのだ、やめられないのだ。

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