K-5の「ナチュラル」モードにご注意

ペンタックス・K-5(β版)+DA 15mmF4 ED AL Limited
 以下のことは何日か前に、ぼくのtwitterで“つぶやいた”ことだけど、ここでもう一度、説明しておきますね。K-7などのユーザーがK-5を使いこなすときに、知っておくといい、と思うので、お節介だけど。
 カスタムイメージの「ナチュラル」がK-7とK-5とでは“だいぶ”違っているよ、ということ。

 というのは、一部の人から、K-7の発色は「ブルーが強調されすぎる」とか「色破綻する」などと強いクレームがあったそうで(ネット上で騒がれたそうだ)、そこで、気の弱いペンタックスは「ナチュラル」だけ、青色が強調されないように“こっそり”と発色傾向を変更した。彩度もだいぶ落とした。ぼくはその青色系の発色が好きだったんだけど、そのせいでK-5の「ナチュラル」は“屁”みたいな発色しかしなくなった。余計なこと言って騒ぎ立てるヤツがいて困ったもんだ。

 唯一の「救い」は、K-5で変更されたのは「ナチュラル」だけで ―― 正確に言えば、ナチュラルモードをベースにして変換する「モノクロ」も、だけど ―― 他のカスタムイメージ、つまり「鮮やか」や「雅・MIYABI」などは変更されず、K-7と同じ発色傾向を保持している。


 この下にある2日前のブログの写真、ブルーが“強く”出ているでしょう。その写真のブルーかぶりの理由は、1つは夕暮れ時の色温度変化によるものとAWBが画面内のイエロー/オレンジに引っ張られたこと、もう1つはK-7から受け継いだ「青色強調」のせいだ。
 ぼくは、カスタムイメージは「雅・MIYABI」を選んで撮影し、さらに、夕暮れの青みを強調するために、わざと彩度をプラスしている。青かぶりを意図して狙って撮影したシーンだ。

 この別カットを、先日の「K-5 体感&トークライブ」の会場入り口にプリントして展示してあっただけど、せっかくの「青み」がすっかりと消されて腑抜けのような色調になっていた。聞くと、「青みが強く出る、とK-7で叩かれたので、それが気になって色補正をしてプリントしました」と。ペンタックスに渡したRAWファイルを、K-5のカメラ内RAW現像で「ナチュラル」で処理しなおしたというのだ。

 それはそれで別にイイんだけど(世の中そういうもんですよ)、ぼくがここで言いたいことはですよ、K-5のカスタムイメージを使いこなすとき、同じシーンでも「ナチュラル」と「雅・MIYABI」や「鮮やか」などとでは発色傾向が“大幅に”違うことがあるので、そのへんのことをよく知っておかなくてはいけませんよ、ということ。そして、青空風景を撮影したときに、K-5の「ナチュラル」ではK-7のような自然な「青空」にはならないってことも知っておいたほうがいいでしょうね。ぼくは、もともと「ナチュラル」は使わないからどーでもイイんだけど。

 参考までに、下の写真(雅・MIYABIで撮影)を「ナチュラル」にしたら、ほら、こんなふうに青色がすっかり消えて“屁”みたいな写真になってるでしょう。
 この「変更」はペンタックスとしては積極的に公表しておりませんが、はっきりと「認めて」おります。…だから、これについてあんまりペンタックスをイジめないでくださいね。