28mm画角レンズにこだわりのあるリコー

リコー・GXR+GR LENS A12 28mmF2.5(ベータ版)
 昨日の「大型センサー+ズームレンズ」のカメラユニットのことは、じつは“周知の事実”だったんですね、ぼくが知らなかっただけで皆さんのほうがご存じだった。
 秋のフォトキナで「レンズマウントユニット」と一緒に「発表」した、と twitter のリプライやメールで教えてもらった。それによると2011年の11月ごろに発売予定なんだそうだ。来年の春のCP+のころだろうか、と期待していたのに、なーんだ1年もさきのこと、か。
 それはそうとリコーの人たちとは、最近、メールで、ぽつり…ぽつり、とやり取りするくらいでぜーぜん会ってないからなあ…ぼくの情報取得不足でありました。

 というわけで、「GR LENS A12 28mmF2.5」についてだけどリコーは「28mm画角」のレンズには相当にこだわりと“実績”を持っている。素晴らしい28mmレンズがいくつもありますねえ。古い昔のリコーのことは不如意だけど ―― リコーはカメラメーカーとして歴史が長い ―― とりあえず、いまぼくの手元にはリコーの28mm交換レンズや28mm内蔵カメラなどがたくさんあって、それらについては少しは語れる。


 リコーの28mmレンズは、GR1に内蔵の28mmF2.8が代表格、と言っていいだろう。その28mmをライカLマウントの交換レンズに仕立てた28mmF2.8レンズもあった。ただ、ぼくはLマウント28mmよりも内蔵28mmのほうが描写は良くて好きだった。
 そしてGR-Dシリーズの28mm画角レンズがある。文句なしに良いのは、GR-D IIIに内蔵された28mm(相当)F1.9レンズだ。初代GR-DやGR-D II内蔵の28mm(相当)F2.4レンズよりもずっと良い。名レンズだ。

 ちょっと珍しい28mmレンズとしては、このXR RIKENON 28mmF3.5というパンケーキタイプの一眼レフカメラ用交換レンズがある。プラ外装で全長が19.5ミリで60グラム。リコーの一眼レフカメラはKマウントだったから、この28mmレンズはペンタックスのデジタルカメラにも(あれこれ制限はあるが)使えなくもない。パンケーキレンズといえば40?50mmが一般的だった中で異色の28mmパンケーキレンズだった。

 で、話を「A12 28mm」に戻して、28mm(相当)F2.5レンズである。その描写はピントの合ったところはシャープで切れ味が良く、いっぽうで柔らかなボケ味があって、さらに、近距離撮影でも違和感のない自然な写りかたをしてくれる。そう、ぼくが広角レンズで大切にしていることは近距離時の自然な描写力を備えていることで、これについての話は、明日にでも。