手ごわいぞナノブロック

ペンタックス・Optio NB1000
 昨年の夏、猛暑の頃に発表されたとき、おおっこれはおもしろそうじゃないか、と、ぜひ早く試してみたかったのだけど、ようやく手に入ったのが数ヶ月後の11月ごろで、いそいそとカメラの化粧箱を開けて、うっ、と絶句してしまった。ぼくの受け取ったNB1000は「サファリ」バージョンでライオンつき。

 いや、どーして絶句かと言いますと、ぼくはてっきりライオンは組み上げられた完成品が入っているものと思い込んでいたのだが、しかし箱の中にはバラバラになったナノブロックが小さなビニール袋に入って無造作に放り込んであるだけで、おいおいこれを自分で組み立てるのかい、とげんなりしてしまった、というわけ。ほら、NB1000の箱を開けるとですよ、こんなふうになっております。

 発表されてそれを見て、まだ、ぼくの気持ちの熱いうちだったら、ナノブロックを組み立ててみようという気持ちになったかもしれんけど、数ヶ月後じゃあ熱い気持ちも冷めてくる。コンパクトカメラってそーゆーもんですよ、時間が勝負、生鮮食料品みたいなもんですぞ。製品の発表をしたら、バッと素早く市場に出して、ババッといっきに売ることですよ(中には10月上旬には手に入れた人がいたようだけど、なぜかぼくのは遅かった…)。


 だから、NB1000の入った箱をそのまま手もつけずにそっと閉じて、しばらく事務所の棚に飾ってありました。で、お正月になって少し時間がままなるようになったときに、もう一度、箱を開けてみることにした。
 ぼくは子どもの頃、模型の船をこつこつと作っていたこともあったし、長ずるにプラモデルのクルマやバイクにも手を出したこともあるので、ちっちゃな“積み木細工”ぐらい、けっ、と思っていたけど、いやいや、お正月にワインを飲みながらやってみたんだけどこれが相当に手強かった。

 恥を承知で申し上げれば、ぼくは、この小さなライオン一匹を組み上げるのに悪戦苦闘し額に汗しながら「約1時間」かかりました。
 いちおう箱の中にはライオンの組み立て図があるものの、これが不親切、ぶつぶつ…。で、ですよ、一時間かけてライオンを作り上げてNB1000に取り付けようと少しチカラを込めてカメラのブロックの凸に差し込んだら、あっ一瞬でばらばらの、元の木阿弥。あはははっ、だ。しょうがない、もう一度、ナノブロックをぷちぷちしながら、今度は丁寧にそーっとカメラボディに取り付けた完成品が、ほら これ です。むろん、この状態でカメラをグリップしたらばらばらになるので、そーっっとカメラを扱わなくちゃならない。

 できあがったときは嬉しかったけど(それなりに)、いま再度見直してみると、いまいちパッとしませんなあ。別売のナノブロックを買って、また組み上げる勇気もないし……あ、カメラの写り具合ですか、それはごくごくフツーです、可もなく不可もなし。