でも「F1.8」ロゴはひどいよねえ

オリンパス・XZ-1
 XZ-1が使っている撮像センサーは1/1.63型の約1000万画素CCDである。パナソニック製(たぶん)。同じような撮像センサーとしてリコーやキヤノンが使っているソニー製(たぶん)の1/1.7型の約1000万画素CCDがある。どちらも高感度タイプの画質優先型CCD。
 1/1.63型センサーはマイクロフォーサーズやAPS-Cサイズ判に比べればセンサーサイズはかなり小さい。ISO感度を高くすれば、センサーのサイズが小さく(そして高画素に)なるほどノイズが目立つ。

 しかし、標準ISO感度で撮ってみれば、XZ-1の解像描写性能はマイクロフォーサーズやAPS-Cサイズを使う“デジタル一眼”とほぼ互角。総合的な画質についても充分に張り合っていけるだけの写りである。むろんこのことはリコーのGR DIGITAL IIIにも言えることだ。レンズが良ければ、小さな撮像センサーのカメラでもコンパクトデジタルカメラだといってばかにはできない実力が出せるということ。ただ、高ISO感度になるに従って画質差はどんどん開いてくる。これはしょうがない。


 「デジタル一眼+ヘボなズームレンズ」で撮った画像と、XZ-1の画像を比べてみれば(撮影条件にもよるけど)文句なしにXZ-1のほうが良いことも多い。レンズの良さに加え画像処理エンジン ―― エンジンはPENシリーズと同じ「TruePic V」 ―― が、センサーサイズの不利をしっかりとカバーしているかのようにも感じる。
 ただし、ぼくが使ったα版のXZ-1だけど、シャープネスが少し強くて“目にちかちか”と刺さるような描写で、それがちょいと気にはなった。

 XZ-1のボディ外装は前カバーと上カバーにアルミ合金を使用している。ボディカラーはブラックとホワイトがある。ぼくがブラックを借りたのだが、ボディ前面のグリップするあたりがツルツルしていてホールディング性がすこぶる悪い。そこで、そのあたりに滑り止めのラバーを両面テープで貼り付けて使ってみたら、うん、これがぐーんと握りやすく良くなった。
 ついでに、これ見よがしのみっともない「F1.8」のロゴも隠すことができましたよ(見ているだけで気持ちが滅入る)。あ、そういえばその「F1.8 ロゴ」だけど、これはオリンパス社内からの提案ではなく ―― いくらなんでもオリンパスもデザイナーもそこまでノンセンスではないぞ ―― “泣く子と地頭には勝てない”の、例のわけわからない海外のディーラーからの無理難題だったようですね。どこのメーカーでも似たような話はいっぱいあるんだけど。

 ズームレンズの鏡筒周りにはコントロールリングがある。それを操作することで絞りやシャッタースピード、ISO感度などをダイレクトに設定することができる。このアナログふうな操作はとても快適でした。液晶モニターは約61万ドットの有機ELディスプレイ(3.0型、3:2)を採用している。発色は鮮やかでクリアーだった。明るい場所 ―― 快晴続きの強烈太陽のグアムで使っても視認性は良かった。