オリンパスはよく決断したね

オリンパス・XZ-1
 飽きた人もいるでしょうけど、またXZ-1の話ですよ。
 オリンパスが高級コンパクトカメラをやっているらしいよ、との噂は、じつは2年ほど前から漏れ聞いていた。素晴らしい描写力を持ったズームレンズのようだ、ということと、開放F値がとびきり明るい、でも、発売されるどうかは未確定、ひょっとするとダメになるかもしれないね、とかナンとか。

 聞いていたのは、そんな話だった。詳しくは憶えていない。
 開放F値も聞いた(ような)記憶はあるけど、それも含めてこういったデリケートな話ってもんは、しつこくいつまでも憶えていちゃいけない。ぼくは、そう考えている。クチが滑るということはないけど、“秘密”を持ち続けているのは精神衛生上よろしくない。すぐに「忘れるクセ」を自分に課しているので、だから、F1.9だったかF1.8だったか、こうして正式に発表になるまで、いやほんと、すっかり記憶が曖昧だった。


 開発中のカメラやレンズが結局、出なかった…という話は、オリンパスに限ったことではなく他のメーカーでもよくある話で、市場の動向や ―― 売れるかどうかはもちろんだけど世界中のディーラーが興味を持ってくれるかどうかが最重要のカギ ―― その他もろもろを常に検討しながら決まることだ。
 でも、こういっちゃなんだけど、オリンパスはもともと「話がぽっきり折れてしまう」ことが多いメーカーのひとつで、ああ、また今度のカメラもだめかもしれんなあ、と、そんな印象を持っていた。だから、製品化されることにそれほど「期待」はしていなかった(過度の期待は人生では禁物…)。

 と考えていたら、とつぜん製品にしあげて発表までこぎつけた ―― そう、いつものようにオリンパスらしい紆余曲折があったようだけど。これには驚いた。おおっ、やったねっ、と素直にうれしかった。
 というのも、ひとつにはこの高級コンパクトの「生まれてくるまで」のあれこれの“泣けるような話”も、ちょいと聞いていたので(そのへんの話は twitter で少しふれた)、かんばれよ、がんばれよ、と思い続けてきたわけです。ということで、今日はこのへんで。