70mmのMACRO

キヤノン・EOS-1Ds Mark2 + シグマ・MACRO70mmF2.8 EX DG
 「EX」はシグマレンズの中でとくに描写性能などにこだわって設計された高性能レンズのことで、ま、言ってみればキヤノンEFレンズの中の「Lレンズ」みたいなものかな。「DG」ってのはデジタル一眼レフの特性にあわせてフレアーやゴーストが出にくいように設計されたレンズでフィルム35mm判用カメラにも使用できる。これに対して「DC」はいわゆるAPS-Cサイズ相当の撮像素子を使用するデジタル一眼レフ専用のレンズのこと。ちょっとややこしい。タムロンのほうも同じくまぎらわしい。シグマの「DG」にあたるレンズが「Di」で、デジタル一眼専用の「DG」にあたるのが「Di II」で、シグマ「EX」に相当するのが「SP」である。
 ま、こんなややこしい話はどーでもいいんだけど、この70mmマクロレンズは「DG」だからフルサイズ判カメラにも使用できる。「今回は描写には徹底的にこだわりまして、だから70mmにしては少し大きめで重く太くなってます。でも写りはバツグンです、ええ、自信作です」とシグマの人が胸を張っていましたが、その通り、これは素晴らしいレンズだねえ。解像感に目を見張る。


 それにしても次から次からとシグマはおもしろいレンズを出してきますね。とにかくスピーディーで、これはイケるっ、と思えばすぐに製品化してくる。シグマはムカシからそうだったよなあ。いやムカシはもっとスピーディーでアグレッシブだったようですね。ウソのようなホントの話なんだけど、会津にあるシグマの工場に見学に行ってその夜、シグマの役員に「あのレンズはね、こんなふうになってるといいのにねえ」と酒の席で話をして、そのまま会津の旅館に泊まった。明くる朝、目が覚めると枕元に昨夜、話をしたその改良版レンズが置いてあった、と。まったくぅウソつけ、サンタクローズじゃああるまいし、と鼻で笑う人がいるでしょうけれど、いいえ、ぼくはこの話を聞いてほとんど本気にしましたよ。シグマというのはそーゆー会社なんですよ。逆にタムロンはといえば、なかなか橋を渡ろうとせず、話を尽くしてようやく渡る段になっても、今度は石橋を叩いて叩いて、それを壊してしまって、とうとう渡れない、てなことが多いんだよなあ。ま、いいんだけどねタムロンらしくって…。
 というわけで、スピーディーでアグレッシブなシグマにしては、ちょっとグズなのがSD10の後継モデルでして、ようやくフォトキナでなにか発表はするらしいけれど、ぼくが予想していたよりも半年以上もぐずぐずしてた。でも、今度のモデルはちゃんとJPEGで記録できるに違いないし(とうぜんだろう)、がまんして待ってた甲斐があったというもんだ。新型Foveonのデキも楽しみだなあ。

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