屁を掴むような操作感のコントロールダイヤル

オリンパス・E-PL2+M.ZUIKO DIGITAL 14?150mmF4?5.6
 さて、新型E-PL2のもっとも大きな特徴は、液晶モニターにアスペクト比が「3:2」の45万ドット3.0型が採用されたことだろう。従来機種はアスペクト比「4:3」の23万ドットが続いていたのが ―― P1/P2は3.0型モニターである ―― このPL2で、オリンパスとしては初めて3:2のモニターを採用した(たぶん…、調べてないので、わからん)。
 ぼくはオリンパスの23万ドットの液晶モニターの“見え具合”が大好きで、45万ドットも92万ドットも「いらないぞっ」と思っていたのだが、PL2の45万ドットを見て、ま、これならイイか、とひと安心。ところで液晶モニターは、ドット数が多いほうがイイなんてことはない、ぜーったいにない、と信じております。

 それはともかくとして、使用している撮像センサーが「4:3」なのにどうして「3:2」のモニターなんじゃ、というツッコミは横に置くとしてして(「3:2」の撮像センサーを使いながら「4:3」のモニター、ってのもあるもんね)、おそらくその理由は、動画撮影(16:9)のときに少しでも“見栄え”を良くしようとしたのではないか、あるいは3.0型「4:3」の適当なLCDがなかったか(オリンパスに確かめたわけではないのでわからん)。


 操作系では、P1/P2で採用されていた十字ボタン操作も兼用するコントロールダイヤルが“復活”した。PL1/PL1sでは上下左右の十字ボタンだけ。
 ところが、相変わらずこのダイヤルの回転の操作性が悪い。指先(の腹)で回そうとしても、うーん、つるつる滑ってなんともままならない。ダイヤル部にギザギザはあるのだけど、そのギザギザが役立たずで操作感はまるで屁を掴んでいるよにむなしい(下品な表現を詫びる)。そこで指先に少しチカラを込めて回そうとすると ―― そのつもりは毛頭ないのに、十字キーボタンを押してしまってせっかくのモードが変更されてしまう。

 はっきり言って、これ、めちゃくちゃ操作性が悪いですよ。このような操作部の大切なパーツをケチってコストダウンなんかするなよ、と、これがPL2の唯一の不満点。なんで、こんな使いにくいダイヤルがオリンパスの品質保証部を通過したのか、そのへんがよくわからん、ぶつぶつ…。

 総合的に見ると、ぼくはPENシリーズの中でいちばんのおすすめカメラだと思うのだが(画質もいちばん良い、他のPENシリーズではできない機能も搭載)、いやはや、操作ままならないコントロールダイヤルだけが残念至極でありました。