外光パッシブAFの将来

リコー・CX5
 CX5の外光パッシブAFはシャッターの“イッキ押し”のときに効果を発揮する。200mm相当以下の焦点距離では“イッキ押し”すると、0.2秒以下のシャッタータイムラグでAF撮影ができるという。ただし、半押しシャッターをしたり200mm相当以上の焦点距離では撮像センサーによるコントラストAFのほうが優先される。外光パッシブAFも測距に利用して、少しはスピードアップに貢献するだろうけど。

 いずれにしても“イッキ押し”をゼッタイにしないぼくとしては、せっかくリコーが作って搭載した外光パッシブAFはいまのところ役には立ってくれない。
 ところでこのリコーの外光パッシブAFシステムには1つ“欠点”がある。モノとしてのユニットが必要で、それが結構、大きなスペースを占める。部品としての価格もばかにならない。長持ち思想を徹底しているリコーはカメラボディのデザインを変えることなくそのまま使い続けていて、それに新しくユニットを組み込んだのだから、ぎゅうぎゅう詰め状態。

 だから、ストロボ発光部がそれでなくても指にかかって困っているのにさらに指に近くなってしまった。ストロボ撮影をするときはカメラの持ち方をよほど工夫しなければならない。


 だがしかし、その外光パッシブAFユニットというのは将来“オオバケ”する可能性を秘めているんではないかとぼくは考えるわけだ。だから、いまのところストロボ発光部が指にかかってもがまんする。将来に期待するからだ。

 つまり、外光パッシブAFとセンサーコントラストAFを最適化して組み合わせれば、センサーコントラストAFは飛躍的にAFスピードがアップするはず。撮像センサーそれ自体に位相差式のセンサーを組み込んだりしなくてもいい。
 期待に応える外光パッシブAFのユニットに仕上げるには難問はいっぱいあるだろうし、ひょっしたら、完成させるまでに他の画期的なハイスピードのコントラストAFシステムが開発されるかもしれない、でもそんなこと言っていても始まらない。そのときはそのときだ。ともかくもがんばれよリコー、ですね。