「スイングパノラマ」と「3Dスイングマルチアングル」

ソニー・Cyber-Shot HX7V
 HX7Vには、ちょいと注目しておきたい撮影機能がある。そのうちのいくつかは、以前からの機種に搭載されているものや、他の現行機種にも搭載していものもある。中で、こりゃあおもしろいぞ、将来の進化が楽しみだぞ、と感じたものとして、「スイングパノラマ」、「3D撮影機能」、「背景ぼかし機能」、「手持ち夜景」などなどがある。
 いずれもデジタルカメラならではの撮影機能で、いややはりこうした技術はソニーは一歩すすんでいますね。

 カメラを左右方向にパーンするだけでパノラマ撮影ができる「スイングパノラマ」撮影機能は、他社のカメラにも同じようなものがあるがソニーのものがいちばんよろしい。もっとも完成度が高い。パーンしたときのブレも少ないし、パーンするスピードも適度(たとえば、フジのカメラはパーンスピードが遅すぎるし、その上、シャッタースピードが遅すぎるのか横ブレが目立つ)。

 このパノラマ撮影で将来に期待するのは、左右だけでなく上下の組み合わせ。左右にパーン撮影をして、さらに少し下にズラしてもう一度パーン撮影し、こうして左右だけでなく上下方向も「分割パーン撮影」する。この画像を合成して一枚に仕上げれば超広角画像ができあがる。てなことが、近いうちに(ほんと)きっと可能になるでしょうね。


 HX7Vの3D撮影の機能もおもしろい。たった1つのレンズでワンショットで3D画像が撮れてしまったりとか、3Dとスイングパノラマを組み合わせた3Dパノラマ画像もおもしろいが、とくに興味があったのは「3Dスイングマルチアングル」だ。
 3Dスイングマルチアングルの撮影方法は、カメラを被写体を向けてクルリッと左右に振る(パーンではなくスイング)。すると角度の違った静止画が自動的に15カットが撮れる。その複数の画像が3D画像として自動生成されるというわけ。

 一般的に3D画像は3Dに対応したテレビなどがないと愉しむことができない。一部のディスプレイを除けばメガネも必要。ところがこの3Dスイングパノラマで撮った画像は、HX7Vの液晶モニターで立体画像が見られる。それもメガネなし、裸眼で見られる。
 どのようにして見るかと言えば、モニター画面を左右に少し傾ける(スイングする)。するとレンチキラー方式の立体画像に似たようにちらちらと“なんとなく”立体ふうに見える。

 あははは、そんなもん、ふんッ…と皆さん鼻で笑ってばかにするでしょうけど、いやいや、こういう“斬新”なアイディアをばかにしちゃいけません。大切にしなければいけません。ソニーがエラいなあと感じるのは、こうしたことに積極果敢に挑むチャレンジ精神だ(ただし、こらアカン、と思ったらすぐにやめてしまうのがいけませんけど)。…つづく。