スペシャルエフェクトモード

ニコン・D5100+シグマ・50mmF1.4 EX DG HSM
 D5100の特徴を「3つだけ」をあげるとすれば、(1)横開きのバリアングル液晶モニター、(2)D7000と同じセンサー同じ映像エンジン、そして(3)スペシャルエフェクトモード搭載、となるだろうか。
 スペシャルエフェクトモードには「セレクトカラー」、「ミニチュア効果」、「ハイキー」、「ローキー」、「カラースケッチ」、「シルエット」、そして「ナイトビジョン」の7つがあって、このモードのどれかを選ぶだけで ―― モードダイヤルに新しく「EFFECTS」が設けられた ―― 静止画でも動画でも“ひと味違った”表現ができる。静止画でも動画でも“できる”ってところがミソ。

 7種類のスペシャルエフェクトモードのほかに、16種類のシーンモードもあるし、従来のニコンの一眼レフ機種と同じピクチャーコントロールもあるし、さらに、撮影後にカメラ内で画像加工できる19種類もの「画像編集メニュー」もある。むろん、グリーンモードのフルオートも、P/A/S/Mもある。そのうえ、D5100ではニコン初の「HDR(ハイダイナミックレンジ)」の撮影機能も搭載。てんこ、てんこ盛りだ。
 動画は30fpsのフルHDが撮れる。キヤノンと同じくMOVファイルとして記録される。ささいなことだけど、D7000もフルHD動画が撮れるが、こちらは24fps。


 ニコン初のHDRもメチャおもしろかったけど(詳細は略)、スペシャルエフェクトモードの「ナイトビジョン」がおもしろかった。
 これは、真っ暗けのけ、のシーンが撮影できるというモードだ。D5100の最高ISO感度は標準モードではISO6400までだが、感度拡張することで最高ISO25600相当まで“増感”することができる。で、ナイトビジョンだけど、これを選ぶと感度は「ISO102400相当」に設定され、画像は白黒となり、ピント合わせはAFがキャンセルされてMFになる。すべて、強制的にウムをいわさずにそうなる。

 ISO102400相当の超高感度で白黒画像だから ―― カラー画像だと色ノイズがめちゃくちゃ目立ったので白黒画像にしたのだろうけどそれがおもしろい効果を出している、タナボタ効果 ―― いっけんオリンパスの「ラフモノクローム」のような感じだが、ラフモノクロームよりもかなりフラットな調子。
 強制的にAFキャンセルMFにしたのは、あまりにも暗いシーンになると位相差AFの測距可能輝度範囲の限界をこえてしまってピントが合わなくなり(少し工夫すればピントはあわせられるのだけど)、おそらく「ピントが合わないぞ」とクレーム対応するのをニコンがイヤがったのだろう。ただし、ライブビューモードにすればコントラストAFでピントを合わせることはできる(こっちのほうがピントは合いにくいのにねえ…)。