PENシリーズ第三世代

オリンパス・E-P3+M.ZUIKO DIGITAL ED 12mmF2.0

 オリンパスは先日、E-P3、E-PL3、E-PM1のニューモデル3機種を同時に「発表」した。とりあえずE-P3だけが、今月22日から発売が開始される。E-PL3とE-PM1のほうはといえば、発売日はまだ「未定」。いちおう「今秋」とアナウンスされている。ぼくの予想では、E-PL3が9月ごろ、E-PM1が10月ごろになるのではないか。

 いまのところE-PL3もE-PM1もまだまだモックアップモデルしかなく ―― と、ぼくは聞いているが、オリンパスのことだから、もうすでに、こっそりテスト撮影を繰り返しているのかもしれない ―― というわけで、とりあえずE-P3のβ版と、同時に発表になった新しいコンセプトの単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mmF2.0」を使ってみる機会があったので、そのへんの感想をすこしづつ。


 ところで、新型3機種はPENシリーズを“一新”させるもので、オリンパスは「PENシリーズの第三世代」と位置づけている。相当にチカラが入っている。
 新PENシリーズの開発期間は長かったようだ。苦労も多かったみたい。いっきに3機種を同時発表するという、オリンパスにしては“暴挙”とも言える思い切ったことをやった。そりゃあ、そうでしょう。いままでは、第一世代のE-P1に続いてE-P2を発売したけれど、中身はほとんど同じ。そのあと第二世代になり、E-PL1、E-PL1s、E-PL2をサミダレ式に出してきて、これらははっきり言えば、第一世代のディチューン版、マイナーチェンジ版のようなものだった。

 いま考えると、E-P2の発売のあたりから「PENシリーズ第三世代」の開発が本格的にスタートしたようだ。深く広く静かに開発を進め、パワーもメいっぱい注ぎ込んだから余裕もない。だから、E-PL1、E-PL1s、E-PL2をぽろり、ぽろりと発表して、言い方は悪いけどそれで“お茶を濁していた”のだろう、きっと。
 しかし、「第三世代PEN」は相当に思い切った斬新、最新、新奇な内容を盛り込んだカメラを狙ったものだから予定したように開発が進まず、遅れに遅れて息絶え絶えになりながらようやく今回の発表にこぎつけたというのが実情ではないか(これ、ぼくの想像)。

 でも、苦労のし甲斐がありましたよね。そう思わせるカメラだ。世代が変わったぞ、とオリンパスが胸を張って言えるカメラに仕上がっておりました。
 E-P3を使ってみて、いやはや、よくもここまで盛りだくさんの内容をいっぺんに詰め込んだよなあ、と感心してしまいました、いやほんと。