DNからDX

キヤノン・EOS Kiss DX + EF-S 17?85mmF4?5.6 IS
 このKiss DXはフィルムカメラの初代Kissから「10代目」にあたる、というので10、つまりギリシャ数字の「X」をそのネーミングにしたけれど、しかしテンとは読まずにエックスと呼ぶ。カメラに限らず商品の名前はどのメーカーも大変に苦労しているようですね。すでに商標登録されていれば当然ながら同じ名前は使えない。クルマの名前なんかもそうで、これはイケそうだと考えれば“手当たり次第に”登録しておく、という。さらにこのKissは、日本国内と海外とではその名前が違う ―― Kissに限らず他メーカーのカメラでも多いのだけど、ただしニコンは国内も海外もこうしたネーミングをできるだけ統一するようにしているようだけど ―― 。で、Kissは日本国内だけ(たぶん)で、たとえばアメリカ(北米)市場では「Rebel XTi」、ヨーロッパやアジアなどは「400D」と名前が変わる。
 日本国内では耳にここちよい印象的な名前でも、ある国ではとんでもない“意味”を持つことばであったり発音がしにくかったりして、それを調べることも大変なようだ。たとえばクルマではブルーバードなんかもそうだったし、カメラで言えばオリンパスのCAMEDIA、ペンタックスの*istなども、ある地域ではあまり良い意味にはとられず、だから最近、ネーミングの大幅変更をしたらしい、とのハナシも聞いた。


 新型Kiss DXの特徴はといえば、1-1010万画素のCMOS、2-広視野角の2.5型液晶モニター、3-キヤノン初のゴミ防止システム (EOS Integrated Cleaning System) 、4-EOS D30に搭載の高性能9点AF、5-ピクチャースタイルに対応、の五つ、かな。この中で、キヤノンのデジタルカメラとしては初めて、ようやく完成したダストリダクションのシステム (EOS ICS) は、よくがんばってなかなか良いものに仕上がっていると思う。さすがキヤノンとおおいに感心させられましたね。
 ぼくは、こうした開発費用のかかる新しい機能は、いきなりKiss DXのような低価格機種に搭載せずに、価格で吸収できそうな高級機種から、と思っていたのだがこれは意外だった。ところで、キヤノンのいままでのデジタル一眼の新製品発表会では、必ずと言っていいほど(少しイヤミを含んで)、「ダストリダクションはどうなっているんですか」と質問があって、そのたびに壇上にいるキヤノンの人たちが苦虫を噛み潰したような顔をしていた。が、今回は「新開発のダストリダクションの入れましたよ」堂々と胸を張って、これについての質問を待っていたようなのだが、しかしせっかくの苦労のEOS ICSについての質問はなーんにもなく、自慢の技術を披露しようと手ぐすね引いて待ちかまえていたキヤノン開発陣は少しがっかりしたようでした。

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