なぜ、最高のスナップショットカメラ、なのか

リコー・GR DIGITAL IV

 撮影シーンがストリート(街中)、カントリー(田舎)を問わず、現在のデジタルカメラの中でGR-D IVはスナップショットカメラとして、オンリーワンとは言わないまでも「ベストワン」のカメラではないだろうか。
 スナップショットとは撮影スタイルの1つである。撮影カテゴリーではない。なにかを感じたら、その気分が失せないうちにすぐさまカメラを構えて撮るというスタイルがスナップショットだと思う。だから風景写真、人物写真、動物写真、料理写真などなど、どんなカテゴリーの撮影でも、スナップショット(の撮影スタイル)で写すことがあってもなんの不思議もない。

 別段、はっきりした定義はないけれどそうした撮影に最適なカメラがスナップショットカメラだと思う。そしてスナップショットカメラであるための必須の条件がいくつかある、とぼくは考えている。以下、順不同。
 (1) 小型で軽量。(2) 正確で素早いピント合わせ。(3) 確実なフレーミング。(4) 優れた描写性。(5) シンプルな操作性。(6) 速写性。大まかに言えばこの6つではないだろうか。


 なかでも、感じたらすぐにカメラを取り出して素早く写せることは、スナップショットカメラにはなによりも大切な条件だ。
 GR-Dシリーズは一貫して小型で軽量、なおかつ薄型であった。GR-D IVもそれを受け継いでいる。小さなカメラだから、たとえば洋服のポケットに気軽に入れておくこともできる。「撮りたい」と思ったときに、さっと取り出せる。メインスイッチを入れればすぐに写せる速写性もある。さらに、新型GR-D IVになって明るいシーンでもくっきりと良く見える視認性の優れたモニターが備わって気持ちよくフレーミングもできるようになった。急いでシャッターを切っても正確にピントが合ってくれ、ブレの少ない高品質な写真も得られる。

 では描写性、つまり写り具合はどうなのかといえば、少なくともぼくにとってはまったく不満はない。色調もナチュラルでとっても良い写りだと思う。前モデルのGR-D IIIと撮り比べてみたら、なおさらⅣの良さが際立ってしまう。レンズも同じ、撮像センサーも同じなのに、なぜこんなにも写りが違ってしまうのか不思議に感じたほど。

 なかでも高ISO感度のノイズの目立ち具合がIII型とⅣ型では「月とすっぽん」ぐらい違うのにびっくり(III型ユーザのぼくには少なからずのショック)。だから、もしいまGR-D IIIのユーザーで、高感度の画質に強いこだわりがあるのであれば、迷うことなくⅣ型に切り替えてしまうのがいいでしょう。
 いやIII型とⅣ型とは高感度画質だけでなく、他にももっともっと気になる「進化」がある。その「進化」は現在GR-D IIIのユーザーなら(I型、II型のユーザーならなおさら)、少し使ってみただけで地団駄を踏みたくなるでしょう(煽ってるわけじゃないですよ、ぼくの小さな感想を述べてるだけですよ言っときますけど)。