発売日未定

ソニー・NEX-7+E 18~200mmF3.5~6.3

 このNEX-7は11月11日に発売されるはずだったが、タイのアユタヤにあるソニーの工場があの洪水被害を受けて「発売日未定」となってしまった。α77も同じ工場で生産されていて、こちらは一足先に発売が始まった。だが、現在は生産はストップ。いま市場に出ているα77がなくなれば手に入らなくなる可能性も高い。別の工場で生産を再開すべく努力しているそうだが、ほんと大変なようだ。がんばってください、としか言えないのがもどかしい。

 ぼくが借りて使っていたNEX-7は、いわゆる量産試作機種。洪水のために工場が影響を受ける前に作られたものだ。
 製品化されるときは、ハードウエアはほぼこのままだろうがファームウエアはまだまだ改善される可能性アリ、という状態だ。ソフトウエアは発売のぎりぎりまでバージョンアップが繰り返されるのはどこのメーカーも同じ。限られた時間内で大小のバグが修正され、とくに画質についてはとことん良くするように追い込むのが一般的だ。


 このNEX-7は当初の予定より発売がだいぶ先になったために、ラッキーと言うと顰蹙をかいそうだが、とくにファームウエア担当者はいつも以上に時間をかけてじっくりとカメラの調整ができ、画質をさらによいものに仕上げることができるはずだ。
 そんなことを考えれば、NEX-7が発売されるときにはそうとうに「完成度」の高いカメラに仕上がっている可能性だって大ありだ。

 2430万画素は確かに解像力はある。シャープで微細な描写。画像は6000×4000pixelもある。JPEG(ファイン)は約4~8MBと、ややファイルサイズにバラツキが目立つ。同じ撮像センサーを使用するα77のJPEGファイルサイズはもっとバラツキがあって14~15MBを越えるものもあった。ぼくは門外漢だからよくわからんがJPEG圧縮のアルゴリズムが独特なのかな。RAWはどちらのカメラも24MB程度(同じなのは当たり前か)。

 APS-Cサイズ判で2430万画素もガンバッテいるから、さすがに高感度画質は厳しい。ぼくの許容限界は甘く見積もってもISO1600ぐらい。ISO3200はパスしたい。ISO1600の画像も、そのまま手を加えずにストレートで使うぶんにはそこそこ許容はできるが、ちょっと画像処理したりするととたんに画質が著しく低下する。「分厚い画質」とか「薄っぺらい画質」という言い方をすることがあるが、そのでんで言うとNEX-7の高感度画像は「薄い画質」ということになるか。
 いやでも、NEX-7は低感度で使うんだと腹をくくれば、すばらしい解像力の画質が得られる。ぼくはそれはそれでいいのでないかと思うぞ。