良いレンズだ、けど…

ニコン・D700+トキナー・AT-X17ー35mm F4 PRO FX

 このトキナー17-35mmF4ズームは、あまり目立たず注目もされていないようだけど、使い勝手も良く描写性能も良いレンズだ。いや、描写性能が良いというよりも、とても自然な写りをすると言ったほうがいいかもしれぬ。コンパクトで、クセのないとても素直な描写特性を備えた広角ズームレンズだ。
 しいて欠点をいえば、ごくごくありふれたスペックで「華」がないことと、レンズ専門メーカーとしては価格がやや強気であること、か。17ー35mmの価格は、あくまで「比較」でのハナシで、ぼくとしては、実力と価格はそこそこ見合っていると思う。


 いま、ニコンとキヤノンのレンズカタログを広げてF4クラスの広角ズームを見ているのだけど、ニコンには実販で10万円ちょっとで手に入る手ブレ補正内蔵の「AF-S NIKKOR 16ー35mmF4 ED VR」があり、キヤノンにも実販10万円以下のワリにはとても良く写るLレンズの「EF 17ー40mmF4L USM」がある。
 これらニコン、キヤノンの2本のレンズにはそれぞれ「華」がある。

 いっぽうのトキナー17ー35mmF4はといえば、実販価格は現在のところ7万円後半から8万円。ちょっと細かいことを言うようでありますが、この約2万円の「差」がはたして、純正レンズというブランドと、VR(手ブレ補正)や高性能Lレンズという魅力を凌駕するだろうか、と考えてしまう。