顕微鏡モードの撮影は愉しいぞ

ペンタックス・Optio WG-2 GPS

 耐防水、耐防塵、耐衝撃の機能を備えたOptio Wシリーズの最新型。WG-2はWG-1のモデルチェンジ機種で、WG-1の奇抜なカメラの外観デザインをしっかりと受け継いでいる。液晶モニターが、WG-1の2.7型ワイドからWG-2では3.0型ワイドに大きくなったためにボディサイズもふたまわりほど大きくなった。耐防水は12メートル、耐衝撃は1.5メートルとWG-1よりも性能向上。
 外観デザインは、なんというか、まるで「機動戦士ガンダム」みたい(ぼくは、そのへんのこと不案内なのでとんちんかんな例えかもしらんが)。ま、いずれにしても、カメラとしてはぎょっとするような“大胆不敵なデザイン”ですね。

 内蔵ズームレンズはWG-1もWG-2も同じ28~140mm相当の5倍ズームだが、画素数がWG-1の約1400万画素からWG-2では約1600万画素になった。いや、それよりももっと大きな違い、というか注目点はWG-1が1/2.3型CCDセンサーだったのがWG-2では裏面照射型のCMOSセンサーになったことである。
 すなわち、ペンタックスのコンパクトデジタルカメラでは、なんと初めてのCMOSセンサー搭載機種がこのWG-2というわけだ。だからプレスレリーズには堂々と「新採用の裏面照射型CMOSイメージセンサー」と高らかに謳っている(なんだか涙ぐましい…)。


 だから、フルHD動画が撮れるんだぞ、120fpsで動画撮影をしてスローモーション再生することもできるんだぞ、とペンタックスは威張る。
 ただし ―― ここがペンタックスのペンタックスらしさなんだけど ―― WG-1/WG-2の大きな魅力機能のひとつである「顕微鏡モード」で、相変わらず動画撮影ができない。WG-1の時にはそれが大きな不満だったのだが、WG-2になって動画機能で威張っているくせに、今回もまた顕微鏡モードで動画が撮れない。システム上の制約ではなく、どうも社内の誰か、とんちんかんな人がストップをかけているようですなあ…。

 顕微鏡モードでは“超々”クローズアップができる。被写体に“超々”近づいて撮影するからカメラ本体で影になって照明がウマくいかない。そこでレンズ周囲にLEDライトを配置して(6個)それでライティングする。どれくらいクローズアップできるかはコレをごらんよ。上は顕微鏡モードそのまま標準撮影。下のアップはデジタルズームして撮影したもの。千円札の野口英世。こんなに拡大撮影できるんだから ―― もちろんAF撮影可能 ―― たとえば、ちっぽけな虫が動く様子を動画撮影できればおもしろいではないか。

 動画はあきらめるとして、顕微鏡モードで静止画撮影すると画像サイズは1920×1080ピクセルの、アスペクト比16:9の、約200万画素になってしまう。200万画素はまあイイとしても、4:3や3:2のアスペクト比も選べるようにしておいてくれよ、とぼくは思う。16:9の静止画というのが、どうもなじめないのですよ。上の写真は顕微鏡モードで撮影したケシの花の花心。