待望のマクロレンズ

オリンパス・OM-D E-M5+M.ZUIKO DIGITAL ED60mmF2.8 Macro

 オリンパスのマイクロフォーサーズ用のマクロレンズとしては ―― ようやくというか、待ってましたというべきか ―― "初"のレンズである。昨日(5日)から発売開始。約5万円。その描写性能と撮影機能を考えれば"安いレンズ"だと思う。
 画角は35mm判換算で120mm相当となる望遠マクロレンズである。いきなり120mm相当の望遠マクロ(ウマく使いこなすにはそこそこの苦労も必要)ってところが、ムカシからマクロ撮影機材については自信満々であるところのオリンパスらしいレンズでもある。

 最短撮影距離は19cmで、そのとき等倍(35mm判換算で2倍)までクローズアップできる(デジタルカメラで拡大倍率うんぬんの表記はヘンだとは思うけど ―― フィルムと違って撮像センサー面で"どれくらの大きさに写るか"なんてナンの意味もないからね)。
 最短時のワーキングディスタンスは約8.2cm。被写体とのワーキングディスタンスを充分に保って、気軽にクローズアップ撮影をするのには有利なレンズだといえる。


 とても細身(最大径は56mm)なレンズのせいだろうか全長(82mm)がやや長い印象を受ける。しかし実際はとてもコンパクトで、約185gと軽い。洋服のポケットに入れておいてもほとんど気にもならないほどの小さなレンズだ。レンズの外観デザインは、うーむナンというか、ダサいなあと思う。12mmF2や75mmF1.8といった、いかにも見栄えするレンズとはだいぶ違う。とにかく、レンズを細く小さく見せようとしてデザインされ、カッコ良さなんて二の次ってことが一目瞭然であることが残念だったなあ。

 ピント合わせは3群フローティングタイプのインナーフォーカス式である(静止画の時は2群移動、動画の時は3群移動する)。ぼくはインナーフォーカスのレンズは(いろんな理由があって)どうも好きになれないのだけど、撮影距離が変わってもレンズ全長はまったく変化しないことはいい。
 レンズ鏡筒にはフォーカスリミッターのダイヤルが設けられていて、最短19cmから∞までのフルレンジのほか、40cm~∞、19cm~40cmのプリセットポジションが選べる。さらに「1:1」のポジションがあって、ここにダイヤルを合わせると瞬時に最短距離19cmにピントがセットされる。とにもかくにも超クローズアップにして撮りたい、と思ったときにイッキにピント位置をセットしてくれる便利な機能だ。
 写りはすばらしい。そのことについては後日にでも。