カメラは小さいだけでイイのかな

ニコン・COOLPIX S01

 ニコンのショールームで初めてこのS01を見た時は、「おっ、なんだぁこりゃあいったい…」と、ホントびっくり。その時は、他の人が手にしていて結局ぼくには順番が回ってこず、はたから眺めていただけだが、とにかく大きなカメラを作ることにかけては手慣れている(ウマい)ニコンのカメラの常識からはずれる小ささ。既存のコンパクトカメラのほぼ半分ぐらいしかない。 さっそくニコンに頼んで借りて使ってみたのだけど ―― 貸してもらっておきながらこんなことを言うのもナンだけど ―― 見た時の期待感とは違って、少しがっかり。

 写りについては、まあこんなもんだろうし、それにとやかく言うつもりはないのだがあえて言うとすれば、iPhone4Sの内蔵カメラの写りとそれほどの差がなかったことだった。S01のほうは光学式3倍ズームレンズだからその点ではアドバンテージはあるが、でも、iPhone4Sだってデジタル式だけどズームはできる。写りだってそこそこだ。


 いや、そんなことよりもなによりも、iPhone4Sは撮ったらすぐにその写真を誰かに送ることも twitter や facebook などで見せることもできる。Wi-Fiの機能を備えていないから仕方ないのだけど、S01はそうしようとするとPCがゼッタイ必要となる。単独ではナニもできない。PCを使ってめんどうで、やっかいな操作もしなければならない。小さく可愛いカメラだからこそ余計にそれが気になる。

 S01は撮影画像を記録するメモリーは内蔵式。約7.3GB。撮像センサーは、現行の多くのコンパクトカメラのセンサー(1/2.3型)よりもひと周りほど小さな1/2.9型CCD。画素数は約1000万画素。約7.3GBの内蔵メモリーには約3000カットほど記録できる、らしい。もちろん動画も撮れるけど、CCDだから720pのHDで30fps。iPhone4Sはといえば1080pのフルHDで30fps。
 バッテリーも内蔵式で充電はUSBケーブル経由でPCまたはAC(アダプターが必要)でおこなう。S01のカメラ底部にあるUSB端子に(ツメ先で端子カバーをこじ開けてから)ケーブルを差し込む。フル充電までは約3時間。PCに画像を移し替えるにもプリント(PictBridge対応)するにも専用のUSBケーブルを使用しなければならない。
 これじゃあ、フツーのデジタルカメラじゃないか。