デジタルローパスフィルター

オリンパス・E-PM2 + ボディキャップレンズ15mmF8

 以下の話は、ぼくの想像の域内のハナシだ。見当違いかもしれない。オリンパスに聞いて確かめたわけではない(聞いたってほんとのことを教えてくれるわけないだろうし)。

 オリンパスのカメラは、ある時期から光学式ローパスフィルターを"取り外していた"ようだ。ある時期というのが「いつ頃」だったのか「どの機種」からだったのわからないけど、「ファインディテール処理」をしていると謳っているカメラは ―― E-5からだったと思う ―― おそらく、すべて光学式ローパスフィルターは使っていないのではないか。だから、このE-PM2もそうだしE-PL5も、OM-D E-M5も光学ローパスフィルターなし、だと思う(カメラを分解して確かめたわけじゃないし、そんなばかなことする気は毛頭ない)。

 E-5を使ったときに、「いきなりこんなに解像感が良くなるなんて…」と、どうも不可解な印象があった。OM-D E-M5を使ったときに薄々ローパスレスではないかと感じ、そしてニコンのD800/D800EやペンタックスのK-5 II/IIsを使っているうちに、だんだん「やっぱりなあ」と思うようになってきた。撮像センサーが約1230万画素のパナソニック製から約1605万画素のソニー製にかわったけれど、それだけではないようなナニかがあるような。


 いま、E-5のカタログを見ているのだけど、中に「新開発・ファインディテール処理」の説明がある。その処理とは、モアレ/偽色の発生を抑制して解像感を高める、というような意味のことが書いてある。説明と図版があるが、そのどこを見ても「ローパスフィルター」とのコトバはない。図版には、従来機種が「光学フィルター」で、E-5では「新光学フィルター」を使っているとの説明があるだけ。

 この「(新)光学フィルター」がクセモノで、一般的には撮像センサーの前面には光学ローパスフィルターのほかに赤外カットフィルターなどなどいくつかの「光学フィルター」が使われている。オリンパスのいう「光学フィルター」が、からなずしも光学ローパスフィルターだけを指しているとは限らないってことだ。
 オリンパスはいままでに、ファインディテール処理により「ローパスの効果を弱めた」とか「薄いローパスフィルターを使っている」などと言ってきたが、たぶん、"光学"ローパスフィルターうんぬんについては、ひと言もないはずだ。

 なんだかツマらん話を延々としているけど(自分でもそう思う)、要するに、ローパスフィルターには「2つの種類」があるということ。1つは、皆さんご存じの光学ローパスフィルター。もう1つは、画像処理でモアレ/偽色を目立たなくするフィルター処理のことで、かりにデジタルローパスフィルターと言うならば、オリンパスはそちらのほうを使っているだろうということだ。(つづく)