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S1をすすめる理由

ニコン・Nikon 1 S1+1 NIKKOR VR 6.7~13mmF3.5~5.6

 Nikon 1 J3とS1のボディ単体価格は、オンラインショップのニコンダイレクトによるとJ3が約7万円、S1が約5万5千円。ざっと1万5千円の差である。しかし、基本的な撮影性能はJ3もS1もほとんど同じだ。違いといえば、前回のこのブログでも言ったけど、J3とS1とは画素数、ボディ外装材ぐらい。S1は初代J1/V1と同じくローパスフィルターは1枚だけだが、J3(V2も)ではその1枚も取り外してしまった【訂正・S1はJ1/V1と同じイメージセンサーを使用しているのですが、S1は光学ローパスフィルターレスである、とニコンのHPで公表していますね】。画素数が多いことと完全ローパスレスになったことで、J3のほうが解像感では確かに優れているけれど、ことNikon 1にかんしては(イメージセンサーのサイズも影響しているのだろうが)通常の使用範囲ではほとんど「差」は感じられない。
 像面位相差AF、最高約60コマ/秒の高速連写性能、最高ISO6400までの高ISO感度、Nikon 1ならではの、スロービュー、スマートフォトセレクター、モーションスナップショットなどの撮影モードも備わっている。

 J3のボディ外装はアルミ金属で、S1はプラスチック材。塗装のせいかもしれないがJ3はつるつる滑ってじつにホールディングしにくい。J3は持つとひんやりとした金属の感触があってそれはそれでいいのだけど、S1のほうが"しっとり"とした感触がありホールディング感は良い。J3にはグリップしたときのボディ背面の親指ポジションにゴムの滑り止めがなくて、とても不安定(J1/J2にはあったのにねえ)。いっぽうS1には(安いカメラなのに)親指滑り止めのゴムあてがある。ボディサイズはほとんど同じだが(幅と高さでJ3が約1ミリ小さい)、ホールディング性はS1のほうがずっと良かった。


 ただしS1にはモードダイヤルがないので、各種設定を変更しようとすると必ずメニュー画面に入ってその画面の中を探し回らなければならない。そのインターフェースがデキの悪い地図を見ているようで迷いに迷う。とにかく「階層」が深いうえに、あちこちに散らばりすぎている。S1のメインとなるユーザーターのことを考えると、ニコンの「不親切さ」にあきれる。ナンでもカンでも詰め込んでおけばイイってもんでもないだろうに。「引き算」の良さを知ってほしい。
 たとえば、動画と静止画と音楽を組み合わせてショートムービーを作る「モーションスナップショット」のモードがあるのだけど、この設定項目が多岐にわたっているうえに複雑怪奇。はたしてココまでの設定がS1に必要なのだろうかと大いに疑問。

 しかしながら(ここからが本日のテーマ)、S1は、多機能で複雑操作を強いられるカメラではあるが、備わっている機能の仕組みと働きを良く理解したうえでカメラの操作方法に慣れれば、こんなに低価格で、かつ愉しい撮影ができるカメラはほかにはないと思う。他のどんなカメラをもってしても撮れないものがこのカメラでは撮れる。コストパフォーマンスはすこぶる良い。
 このS1はカメラの操作が苦手なカメラ初心の人たちにはおすすめできないが、カメラの機能や機構に詳しい「ベテラン」ならササッと使いこなして、きっと個性的な映像や静止画が撮れるに違いない。本格的サブカメラ(ヘンな言い方だけど)、としてはイチオシのカメラだと考えるぞ。

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