デュアル手ブレ補正ってなんだ

ペンタックスリコー・PENTAX MX-1

 ペンタックスの手ブレ補正は、一眼レフ、コンパクトデジタルカメラを問わず、一貫してイメージセンサーをシフトさせる方式 ―― ボディ内手ブレ補正方式ともいう ―― を採用している。ただし、最近、発売された645D用のMACRO90mmF2.8だけは方式が違って、ペンタックス初のレンズ内シフト方式を採用している。話は違うが、これすごく良いレンズ。

 で、MX-1だけど、これには手ブレ補正(Shake Reduction=SR)のモードとして「センサーシフト」と「デュアル」の2モードが選べるようになっている(もちろんOFFもある)。このデュアルSRは、ペンタックスのコンパクトデジタルカメラにはだいぶ前から搭載されている機能で、MX-1で初めて採用されてワケではない。


 デュアルSRとペンタックスが名づけたこの方式は ―― これには内緒のことがたくさんあってぼくも詳細はわからないのだが ―― カンタンに言えば、通常のセンサーシフト方式と画像処理でブレを補正する電子式手ブレ補正を組み合わせたものと考えればいいだろう。複数枚(たぶん2カット、どんな2カットかは不明)を撮影して、ジャイロセンサーから得た情報をもとにしてピクセルピッチで画像合成する。

 センサーシフトSRだけでは補正しきれずブレてしまうような低速シャッタースピードの暗いシーンでも、電子式SRを利用することでブレの目立たない画像に仕上げてくれるというメリットがある。

 MX-1の、もともとのセンサーシフトモードの手ブレ補正が、いままでのペンタックスの機種とはちょっと違ってブレ補正が効く感じがする(理由はナンとなくわかるけど)。
 そこで、よく効くようになったセンサーシフトSRと電子式SRを組み合わせた、デュアルSRの実力やいかに、ということであらためて試してみた。するとこのデュアルSRが、なんと、予想以上の効果があった…。