Qの「フルサイズ判」

ペンタックスリコー・PENTAX Q7+02 STANDARD ZOOM

 初代のQが発売されたときに、1/2.3型のイメージセンサーとは異なるサイズのセンサーも使用できるとペンタックスは"予告"していたが、それがQ7でようやく実現した。それを聞いて2/3型センサーまで対応するのではないかと予想する人もいたが、それはいくらナンでも無理で、実際は1/1.7型センサーが「限界」だ。限界なのはボディサイズではなくレンズのイメージサークル。これ以上大きなセンサーは使えないようだ。
 ということは、このQ7はPENTAX Qシリーズの「フルサイズ判」と言えなくもない…。

 Qと、二代目のQ10はともに1/2.3型の1240万画素CMOSだったが、この三代目となるQ7では、画素数は同じ1240万画素だがイメージセンサーに一回り大きな1/1.7型CMOSとなった。どちらも裏面照射型センサー。外観デザインなどはQ10と"まったく"同じであるが、その中身は(とくに操作性)は飛躍的に向上している。
 だから、スペック表で比べると、目立つ違いとしてはセンサーサイズと最高ISO感度(ISO6400がISO12800になった)ぐらいで、あとは撮影可能枚数や大きさ重さが少し違う程度である。表面的に見比べれば「新型カメラ」の印象は少ない。しかし、とくにQやQ10のユーザーが実際に手にしてチョイと使ってみただけで、「おおっこんなに良くなっているのか」と大いに感心することだろう。


 交換レンズはQ7でそのまま使用することはできる。何本かのレンズで少し制約があるが実際にはほとんど気にするほどのことではない。
 イメージセンサーのサイズが異なるため、同じ焦点距離のレンズを使ってQ/Q10とQ7で撮影すれば、とうぜんながら画角は違ってくる。Q7のほうが「より広角」に写り、Q/Q10のほうが「より望遠」に写る。

 たとえば、「02 STANDARD ZOOM」の焦点距離5~15mmのレンズは、35mm判換算の画角でいえば、Q7では「約23~69mm相当」に、Q/Q10で「約27.5~82.5mm」相当となる。レンズの実焦点距離に、Q7は「約4.6倍」、Q/Q10は「約5.5倍」すれば35mm判換算の相当画角が得られる。
 これがQ7とQ/Q10の画角を比較したもの。02ズームの広角端で撮ると、Q7のフル画像の画角(約23mm相当)に対して、赤い枠がQ/Q10の画角(約27.5mm相当)となる。こうして見ると、思った以上に画角差がある。