Q/Q10からの改良点のあれこれ

ペンタックスリコー・PENTAX Q7+02 STANDARD ZOOM

 このQ7が、Q10からどんな点が改良されたり新しくなったのか、そのリストを見せてもらったのだけど軽く60項目を越えていた。ファームウエアというかカメラを制御しているソフトウエアを根本から見直し訂正を加えて再構築したらしい。ひじょうに手間のかかることで、担当者は「いやぁー大変でした…」と言っていた。だから、外観はQ10そのままだけど中身は大ヘンシンンしていると考えていい。とても使いやすいカメラになった。

 Q/Q10で不満に感じていたことだが、AFも含めてカメラのレスポンスが遅いという点については、画像処理エンジンのクロックスピードがアップしたことでかなりの点で改良されていた。これにより起動時間がQ10の約2倍、AFスピードは最大で約1.5倍スピードアップした。それだけでなくメニューなどの各操作をおこなったときのレスポンスがだいぶ改善されている。

 低輝度シーンでのAF測距はEV1からEV0にまで広がった。手ブレ補正(SR)はQ10がシャッタースピード約2段だったのが約3段に向上し、ISO感度の最高感度がISO6400からISO12800になった。このため、暗いシーンでの撮影可能範囲がだいぶ広がったことになる。


 Q/Q10では、数コマ連続撮影をしたあと、それらの撮影画像のすべてがカードに書き込み終わるまでカメラはいっさいの動作を受け付けなかった。新型Q7ではそれが改善されて、ようやく「フツーのカメラ」になった。カード書き込み中でも電源スイッチを押すと、書き込み終了後に自動的に電源OFFしてくれるようになったのだ。Q7を使ってイチバンうれしかったこと。

 ぼくは撮影を終えるとすぐに電源OFFにするのだが、カード書き込み中にメインスイッチをいくら押しても無反応。だから、完全に書き込みが終わるまでじーっと待って、それを確認したのちに電源OFF操作をしなければならなかった。RAW+JPEGで数コマ連続で撮ったりすれば書き込み時間が相当にかかるので困っていたのでこれはヨカッタ。

 液晶モニターのライブビュー画面で、不必要な数字やらアイコンやらがたくさん出て正確なフレーミングを邪魔をする情報表示がQ/Q10では消すことができなかったのだが、Q7では(ようやく)表示なしモードが追加されて、これもぼくはうれしかった。
 そして ―― ぼくはほとんど使わないけれど ―― Q7で(ようやく)加速度センサーが内蔵されて電子水準器とカメラ縦横検知の機能が入った。カメラが小さく軽いから水平だしが難しいようで、水準器の機能追加を喜ぶ人も多いのではないだろうか。