なんちゃってレンズ、ふたたび

ペンタックスリコー・PENTAX Q7+07 MOUNT SHIELD LENS

 Q7の話題から横道にそれる。
 前回のこのブログでコダックのポケットベス単(正しくはベスト・ポケット・コダック=VPK)の話をしたが、そのあと、そうだそうだ、とぼくの「おもちゃ箱」の中を探してみたら、そのベス単レンズが出てきた。この写真がそうでシャッターや絞りの機構と一体になったものだ。
 むかし「ベス単はずし」というのが流行ったことがあった。
 古くて壊れてしまったようなVPKからレンズだけを取り外して撮影用レンズに改造。それを35mm判やブローニー判のカメラに使って愉しんでいた。フレアーいっぱいのふんわりとして、ハイライト部がきれいに広がる独特の描写で、ぼくもそれを使って人物や風景の撮影を喜んでいたことがあった。その、むかしの名残りのレンズが箱から出てきたというわけ。

 このレンズが付いていたカメラがどんなVPKカメラだったのかよく憶えていない。レンズだけしか残っていないのだけど、おそらく1930年ごろのカメラだったと思う。レンズはラピッド・レクチリニア(ダルメイヤー製?)で焦点距離は70mmぐらいだろうか。2群4枚(たぶん)構成だから、もちろん単玉レンズではないがそこそこ雰囲気のある写真が撮れたもんだ。

 使いかたは、まずボディキャップに工作して組み込む。それだけではピント合わせができないのでベローズアタッチメントを利用する。そうすれば、ま、なんとかピント合わせができる。開放絞りで、絞り優先AEモードを利用すればカンタンに撮影ができる。ずっと前のフィルム時代のことだけど、そんなこともやってました。


 で、07 MOUNT SHIELD LENSは、こちらは正真正銘の1枚単玉レンズなので、ひょっとしてVPKカメラのレンズよりももっと雰囲気のある写真が撮れるかな、と期待したのだがちょっとガッカリだったよ、と、そんな話を前回にした。

 とは言っても、その07レンズは使いかたを限定すれば、そこそこ愉しい撮影もできなくもない。ポートレートや花の撮影などに使うと、ソフトフォーカスレンズとは"ひと味"違った写真になるかも。ちなみに、上の写真はカスタムイメージの「ほのか」を選んで少しプラス補正して写したものだ。こーゆー写真、いま、ハヤリじゃないですか。
 実販価格で4千円ちょっとのレンズなので、Qシリーズのユーザーは遊び気分でひとつ持っていてもいいかも。こんなふうに、ちっちゃくて薄くて、でもレンズ裏側はいっちょまえの構造になっている。

 ところで、これはすでに twitter でツブやいたことだが、Q7の追加機能のひとつにシャッター音が選べるようになったという話。
 Q7ではあらかじめ用意されている3種類のシャッター音(擬音)を選択できるようになった。シャッター音は、645D、K-5、*ist Dのカメラだ。これ、とっても愉しい。ぼくは645Dのシャッター音を選んでセットしている。ただし、これはメニューで選択し設定するのだが、設定画面には1、2、3の数字しか記されておらず、どの番号がどのカメラのシャッター音かもわからない。使用説明書にも説明がない。不親切だぞペンタックス。
 そこで、ここにメモしておきます。 「1=K-5」、「2=645D」、「3=*ist D」 です。