Qの魚眼レンズ

ペンタックスリコー・PENTAX Q7+03 FISH-EYE

 PENTAX Q用の交換レンズには、高性能レンズシリーズ(3本)とユニークレンズシリーズ(4本)に分けられている。高性能シリーズのほうは文字通り描写性能を優先した"まっとう"なレンズ。AF撮影ができる。
 いっぽうユニークシリーズのほうは、描写は二の次にして低価格と気軽さ愉しさをウリにしたレンズである。こちらはMF専用でAF撮影はできない。

 「03 FISH-EYE」はそのユニークレンズ4本の中ではイチバンのおすすめといってもいいだろう。いわゆる魚眼レンズで、PENTAX Qのカメラの小ささと相性も良くて、とにかく使ってて実に愉しいレンズなのだ。
 ただし、この03 FISH-EYEレンズもそうだが、07 MOUNT SHIELDレンズ以外のユニークレンズシリーズは、レンズがカバーする撮影範囲(イメージサークル)がQ7の1/1.7型センサーよりもほんの少しだけ小さい。つまり、そのままQ7で使うと画面の四隅が黒くケラれてしまう。そこでQ7では黒いケラれぶんが写らないように画面周囲をカットしている。


 画面周囲のカットはユーザーにはまったくわからないようにしている。JPEGはもちろんRAWで撮影して現像しても四隅のケラれは見えない。RAWファイルにその情報を埋め込んでいるからだ(ただし一部のマイナーなRAW現像ソフトでは情報取得に対応できないため四隅のケラれが出てくることもある)。
 Q7では自動的に画面周囲がケラれぶんだけカットされるとはいえQ/Q10よりも広く写る。03 FISH-EYEの画角で言えば、Q/Q10のときが160度だったのが173度に広がる。

 この03 FISH-EYEレンズは、使いこなしのコツというか注意点が1つある。ピントを正確に合わせて撮るようにすることである。魚眼レンズなのでパーンフォーカスだピントは大まかでいいだろう、と考えるのは大間違いだ。魚眼レンズに限らずだけど、広角レンズの「ピンボケ写真」ほどみっともないものはない。
 だからぼくはQ7で03 FISH-EYEを使うときは、必ず「MF時の自動拡大×6」と「フォーカスアシスト(ピーキング)」の2つの機能を使って、少し時間がかかってもいいからじっくりとピントを合わせて撮るようにしている。

 というわけでQ7の話はこれでひと休み。でありますが、Q7はいま、ほとんど毎日持ち歩いている。シャッター音を645Dにして、ホンモノ645Dと一緒に撮影することもしょっちゅう。うん、めちゃ愉しいです。