"超"高倍率ズーム内蔵の"超"高画素数コンパクトデジタルカメラ

ソニー・DSC-HX50V

 このHS50Vは、平べったいカタチをした ―― 沈胴ズーム内蔵フラットスタイルの ―― いわゆるコンパクトデジタルカメラである。小さくて軽くて、高倍率ズームレンズを内蔵していて、2000万画素オーバーのイメージセンサーを使っていることが特徴である。
 内蔵レンズは24mm~720mm相当の光学30倍ズームだが、デジタルズームを利用すれば最高約3000mm相当の超望遠ズーム撮影ができる。そのうえ、このコンパクトカメラは有効2040万画素の1/2.3型のCMOSセンサーを使っている。

 繰り返すが、24mm相当の超広角から約3000mm相当の超望遠まで撮影ができるズームレンズを内蔵して、裏面照射型とはいえ1/2.3型超小型センサーで約2040万画素もあって、カメラボディは小さくて薄くて軽い。価格は3万5千円ぐらい。
 デジタルカメラもほんとスゴイ時代になったなあ、と感慨ひとしおだ。

 こうした小型高倍率ズーム内蔵の薄型コンパクトデジタルカメラがソニー以外にも各社から出ている。どれも同じ1/2.3型サイズのイメージセンサーを採用しているが、画素数が異なるのと内蔵ズームレンズの焦点距離がそれぞれ違うこと、どのカメラもデジタルズームの機能があって超望遠化していることなどが注目点だ。


 ソニーのHS50Vのほかには ―― いずれもデジタルズーム利用の場合だけど ―― キヤノンPowerShot SX280HSが1210万画素で25mm~500mm相当の光学20倍でデジタルズームだと約1000mm相当に。オリンパスSTYLUS SH-50が1600万画素で25mm~600mm相当の光学24倍でデジタルズームを使えば約1200mm相当になる。ニコンCOOLPIX S9500は1811万画素で25mm~550mm相当の光学22倍でデジタルズーム併用で約2200mm相当になる。パナソニックDNC-TZ40が1810万画素、24mm~480mm相当の光学20倍でデジタルズームを使えば1920mm相当となる。

 これらの機種の価格はといえば、パナソニックのTX40なら2万円にプラス数千円で買える。他の機種も価格はだいたい似たり寄ったりで、安い(ただし、価格ではソニーのHS50Vが約3万5千円でいちばん高いけれど)。
 こうした超高倍率ズームの描写は、レンズ性能がそれほど良い訳ないのだから高がしれてる、と思って(試しに)数機種を使ってみたんだけど、いやいや、それはぼくの一方的な思い込みで、うーむ、こんなに良く写るのか、とびっくりの連続だった。